芸能界クロスロード

【転載開始】

■テレビ局に謝罪したのは吉本興業の幹部・・・
 松本人志“不在”で復帰はますます遠のいた
 公開日:2024/12/05

 

松本人志(C)日刊ゲンダイ

 文春との裁判を取り下げたダウンタウン・
松本人志。
NHKを含め民放各局に裁判終結の報告と
謝罪に回っているのは吉本の幹部。
そこに松本の姿はない。
性加害疑惑報道以後、松本はXで言葉を
発するだけで一切、姿は見せずにいた。
取り下げという一応の解決をみても、
会見するわけでもなく弁護士を通じて報告
するだけ。
芸能人は事を起こした時、どう対応するか
が問われる世界。
近年はSNSといった便利なツールで対応も
できるが、本人自ら出てくることで誠意は
伝わりやすい。
昭和の芸能ニュースをひもといてもおのず
とわかる。

 先日亡くなった火野正平氏。
芸能リポーターらに直撃取材を受ける火野
の様子が流れていた。
懐かしい昭和のワイドショーの光景だった
が、火野の対応力に改めて感心した。

 出かける家の前や地方から帰京した直後
の東京駅で容赦なくマイクを向けられても、
人懐こい笑顔と自分の言葉でかわした。
当初、「次から次へと不倫して」と世の女性
から反感を持たれていた火野だったが、
カメラの前できちんと対応する姿に
「家庭があっても、不倫相手に対しての気持
ちも隠さず語っていた」と見方も変化して
いた。
その背景にあったのが関西に住む妻子との間
でトラブルが起きなかったこともある。
私の取材では「火野に毎月支払うギャラから
妻子に対する生活費などをあらかじめ抜き、
事務所の社長が密かに振り込んでいた」と
聞いた。
ゆえに不倫に金銭が絡むこともなかった。
昭和のプレーボーイといわれた羽賀研二との
大きな差である。

 余談だが、当時のテレビと紙媒体はライバル
意識が強かった。
私は火野に「テレビが来たら放送禁止用語を言
えばいい」とアドバイスしたことがあった。
「なるほど」と納得していたが、根が正直な
火野はとっさに嘘はつけない。
いつものように自身の気持ちを語っていた。
正直さはテレビからも伝わる。
11股ともいわれた不倫も仕事に影響すること
なく、名脇役になった。晩年のNHKBSプレミ
アム「にっぽん縦断 こころ旅」も火野の人柄
がにじみ出ていた。
自転車で行く先々で地元の人とのふれあいを
見せていた火野は不倫対応時とまったく
変わっていなかった。

 今や会見・ぶら下がり対応といえば、
斎藤元彦兵庫県知事がおなじみだが、
どんなに不利な状況でも、毅然とした姿勢で
話す対応力。
逃げずに対応することで開ける道もある。

 火野や斎藤知事と比べるまでもなく、
松本は対応どころか「逃げている」イメージ
しかない。

 「会見すれば追及されることが多い。避け
たい気持ちはわかるが、イメージは悪い。せ
めて迷惑をかけたことを自分の言葉で謝罪す
るだけでも違うはず」(業界関係者)

 今回の松本の件は極めて私的なこと。
「事実無根なので、闘いまーす」と発信し、
活動休止を決めたのも松本自身の判断。
にもかかわらず、最終的にテレビ各局への
謝罪は吉本任せ。
子供が同級生にケガをさせ、親だけが代わり
に謝りに行くようなものだ。
吉本も松本を連れて謝罪に行くべきだった。
できなかったのかもしれないが、松本自身も
出向けばテレビ局幹部に与える印象も違って
くる。

 各局とも松本不在については指摘して
いないが、対応を見ても「まだ様子見」と
納得した感はない。
復帰はますます遠のいた。

【転載終了】

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 先日、火野正平氏がお亡くなりになった
ので松本人志氏との比較を書こうと思った
のですが、記事中に書いてあるので省略。
松本人志氏には誠意が見られないですね。

 後は、ファンの質もあると思います。
松本氏やジャニーズ、羽生弓弦氏のファン
は妄信的なところが共通していますね。
相手方を強く批判し、誹謗中傷的なところ
も散見されます。
余計に当人が批判される悪循環にも。