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【転載開始】

■大谷の左肩亜脱臼が及ぼす“打ち出し角度低下”
 の悪影響・・・
 専門家は警鐘《このまま出場を続ければ…》
 公開日:2024/10/30

 

30日の第5戦で故障後初安打となる
中前打を放つ大谷(C)共同通信社

 左肩を亜脱臼したドジャース・大谷翔平(30)
が、一歩前進か。

 日本時間30日、敵地ニューヨークでの
ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第4戦に
「1番・DH」で2戦連続強行出場。4打数1安打で、
走塁では患部をかばって左手で襟元を掴みながら
も、勢いよく滑り込むシーンもあった。

 チームは「ブルペンデー」で起用した救援陣が
ヤンキース打線に打ち込まれ4-11と大敗。
対戦成績を3勝1敗とし、4年ぶりの世界一は、
あす(31日)の第5戦以降に持ち越しとなった。

 大谷は左肩の痛みをおして、五回の第3打席に
相手先発で今季15勝(7敗)右腕ヒルの
スライダーを中前に弾き返し、故障後初安打。
直前の三回には最後まで左手からバットを離さず、
しっかりと振り抜いたが、打球は失速して中飛に
倒れた。
飛距離116メートル、打球速度164キロと力強い
打球ながら、故障の影響から、依然として本来の
スイングにほど遠いのは確かだ。
なぜなら、ラウンチアングル(LA)といわれる
打ち出し角度がイマイチからだ。

 MLBが導入するデータ解析ツールが算出した
数値によれば、一般的に打球速度は158キロ以上で、
LAが26~35度の当たりが本塁打になりやすいと
されている。

 メジャー史上初の「50ー50」
(54本塁打、59盗塁)を達成し、リーグをまたい
で2年連続本塁打王のタイトルを獲得した今季の
大谷は、一発を放った際の平均値は、打球速度が
約176キロ、LAが30.28度。
25度未満の低い角度はわずか6本だった。
この日の中飛は打球速度こそ一般的な球速を大幅に
上回ったものの、LAは自身の平均をわずかに
下回った。

 「全体的に打球の角度が上がらず、凡打が増え
ている」(特派員)との指摘もある。

 大谷は左肩に痛みが残り、左腕や左手を満足に
使えない分、フォームに乱れが生じているようだ。

 ドジャースの元トレーナーで、現在はマッサージ
やトレーニング指導などを行う「ルートヴィガー」
(東京・港区)の深沢英之代表は強行出場の弊害に
ついて日刊ゲンダイの取材に
「大谷選手はスイングの際に(うしろの)左手で
(ボールを)押し込む打撃スタイルのため、左肩に
衝撃が走りかねません。このまま出場を続ければ、
当然、打撃への影響は避けられないはずです」と
話している。

 WSは、31日の第5戦を含めて最大で残り3試合。
手負いの大谷は打球の角度を改善し、本来の打撃
を取り戻して念願のチャンピオンリングを手に
できるか。

  ◇  ◇  ◇

 そんな大谷の相棒は昨年から使用開始した
米チャンドラー社の「漆黒バット」だ。
いったいどんな製品なのか。
どこがどう特異なのか。「驚愕の値段」は。
右肘手術を経て臨んだ今季、バットに施した
「カスタマイズ」とは、いったいなにか。

【転載終了】

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 まだ痛みが残っているのでしょうかね?

 素人見解ですが、1,2点ビハインド
ならわかりますが、あの時は走る場面では
なかったように思うのですが。
どうなんでしょう。
勝つ確率を上げたかったのか?

 今日のゲームで不安を払拭してくれたら
いいのですが。