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【転載開始】

■自民・高市一派は衆院選28敗に終わる・・・
 全国サナエ行脚も虚しく「石破おろし」
 ご破算の目
 公開日:2024/10/30

 

【別表】サナエ行脚もかいがなく落選した28人
(C)日刊ゲンダイ

 「党執行部には今の自民党を徹底的に立て
直していただきたい」

 自公与党が過半数割れを喫した衆院選で、
次点に約9.2万票差の圧勝で10選を果たした
高市早苗前経済安保相は早速、例の調子で
こう注文を付けた。
公示前から低迷する内閣支持率にほくそ笑み、
事と次第によっては「石破おろし」に動くと
の観測が広がっていたが、さてどうなるか。
高市一派も漏れなく惨憺たる状況だ。

 党総裁選の党員・党友票でトップだった
高市氏の元には、応援演説の依頼が殺到。
出陣式後の囲み取材では
「応援依頼が130件を超えた」とうれしい
悲鳴を上げ、
「ギリギリまであと一押しという方々を党
の調整に応じて応援していきたい」と目力
を込めていた。

 そうして12日間の選挙期間中、
北は北海道、南は宮崎まで全国を行脚。
総裁選で高市陣営を支えた推薦人の応援は
当然コンプリートだ。
非公認や比例重複なしで苦戦する旧安倍派
の裏金議員などの選挙区にもドンドン
入った結果、日刊ゲンダイの調べでは戦績
は31勝28敗。
落選した面々は、画像【別表】の通り。
「同志」はザッと半分に減った。
「サナエあれば、憂いなし」と言えるのか
どうか、評価は微妙なところだ。

■人気もなければ、人望もない

 

人気もなければ、人望もない
「サナエあれば、憂いなし」とはいか
なかった?下村氏は10選逃し、政界
引退秒読みか?(C)日刊ゲンダイ

 日本維新の会が選挙区を総取りした大阪
はハナから勝ち目がなかったとはいえ、
推薦人に名を連ねた前職11人のうち、
7人が落選。
子飼いの高鳥修一前議員もバッジを失った。
首相の座を虎視眈々と狙ってきた旧安倍派
重鎮の下村博文元文科相も落っこちた。

 「476万円の裏金づくりや、パー券収入
の還流復活を決めた幹部会合出席などの
カドで、下村氏は4月以降、党員資格1年
停止中の身。にもかかわらず、反省の色は
なく、非公認とされて大憤慨。高市氏と
並ぶ『石破おろし』の急先鋒の一人だった。
ただ、高市氏のような人気もなければ、
人望もありません」(与党関係者)

 高市一派の勢力衰退で「石破おろし」は
尻すぼみ──。縮小。
石破首相の読み通りの展開になるか。

【転載終了】

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 石破氏は首の皮一枚で繋がったか。