日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■「近い将来、日本で五輪」など現実的に
 あり得ない! 
 IOC統括部長“お気楽発言”でSNS大荒れ
 公開日:2024/08/05 

 

ぼったくり男爵(IOCのバッハ会長)
/(C)ロイター

 「日本が開催を検討するかは分からないが
近い将来、また 冬季大会などの開催地になる
だろう」

 好き勝手なことを言ったものだ。
国際オリンピック委員会(IOC)の
クリストフ・デュビ五輪統括部長の発言が物議
を醸している。

 デュビ氏は3日、パリ市内で日本メディアの
取材に応じ、2021年の東京五輪に触れながら
日本の国際大会の運営能力を評価。
東京五輪をめぐる汚職事件が明るみに出た結果、
日本国内では五輪への不信感が根強いが、
日本でのパリ五輪中継の視聴者数の多さを
引き合いに出して「ムーブメントはまだ去って
いない」と指摘。こう期待感をにじませた。

 「テレビで見る人気だけでなく、日本全国の
人たちが『また日本に五輪に戻ってきて』と思
って欲しい」

 この“お気楽”発言に、 SNS上は大荒れ。
〈二度と開催しないでほしい〉
〈いらんこと言うな〉
〈そんなに美味しい思いしたのか〉など辛辣な
コメントが続出した。

 東京五輪はコンパクト開催をうたっていたの
に、開催費用は招致段階で試算した7340億円
から倍増。

 コロナ禍での無観客開催を強行したIOCの
バッハ会長は「ぼったくり男爵」とあだ名され
たものだ。
終わってみれば、組織委員会の元理事や大会
スポンサー企業、大手広告代理店「電通」など
が組織ぐるみで汚職を働いていた腐敗ぶりが
明るみに。
五輪関連施設は赤字垂れ流しの惨状だ。

 何より、デュビ氏の期待とは裏腹に、
再び開催しようにも難しい現実が立ちはだかる。

■電通など指名停止でどこが仕切る?

 「汚職事件を受けて電通などの大手代理店が
政府や自治体から指名停止を受けました。禊を
終えて入札に参加できるとしても、五輪などの
国際イベントに噛むことができるのか。猛烈な
批判にさらされるのは間違いない。かといって、
国や自治体だけで仕切るのは無理。放映権や
マーケティング、競技団体との折衝は代理店に
丸投げですし、2~3年で人事異動してしまうの
で運営ノウハウを蓄積していませんからね。再
び開催しようにも納得感を得難い上に、現実
問題としてどこが仕切るの? って話です」
(代理店関係者)

 2030年の冬季大会の招致を目指していた
札幌市は昨年末、招致活動の停止を決定。
デュビ氏の発言に心躍らせていなければいいの
だが・・・。

【転載終了】

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 森喜朗のような老害がいる限り北海道の
開催立候補の可能性はゼロではないですね。

 東京大会の汚職問題もトカゲの尻尾切り
で終わりましたから。
胴体は生き残ってます。

 日本が国際社会でバカにされる要因でも
ありますが。