日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■メッキ剥がれた石丸旋風・・・
 「女こども」発言に批判殺到!
 選挙中に実像を封印した大手メディアの罪
 公開日:2024/07/13

 

選挙が終わったらバッシングの嵐
(C)日刊ゲンダイ

 東京都知事選で政党の支援なく165万票を
獲得し、“旋風”を巻き起こした
石丸伸二前安芸高田市長(41)だが、
投開票直後から一転、バッシングを浴びている。 

 テレビ出演時の横柄な対応に批判が噴出。
質問者との対話が成立しない独特な物言いが
SNSなどで「石丸構文」と名づけられた。
政界からも「ちょっと怖かった。引く人もいる
のではないか。政治家になるなら包み込む温か
さも必要」(国民民主党・榛葉幹事長)という
発言が飛んだ。

 中でも、まさに多くの人が“引いた”のが、
11日のテレビ朝日系「グッド!モーニング」
での発言だ。
斎藤ちはるアナ(27)との単独インタビューで、
投開票日の特番で元乃木坂46・山崎怜奈(27)
の質問を「前提が正しくない」と切り捨てた
ことについて、「女こどもに容赦するのは優し
さじゃない」
「(頭を)ポンポンとやってあげる感じがよかっ
た? それも失礼ですよね」と持論を展開。
これには「今どきこんな言葉がさらっと出てきて
しまう人なのね」などとガッカリ感が広がった。

 市長時代のユーチューブからの支持者にとって
は「いつもの石丸構文」なのだろうが、都知事選
で石丸氏の存在と「政治屋の一掃」などの発言を
知り、改革期待を抱いた人たちは、選挙後の落差
に戸惑っている。

■「ネガティブ情報を伝えない選挙報道は大きな
 曲がり角」

 もっとも、そうした石丸氏の人物像は、
大メディアがきちんと報じていれば、
都知事選期間中には分かったはずだ。
抱えている民事訴訟は5連敗。
4年前の市長選のポスター印刷代金を支払わず、
業者に訴えられた裁判は最高裁で敗訴が確定。
投票日4日前には「市議から恫喝を受けた」と
主張したことが名誉毀損だと訴えられた裁判の
控訴審で、恫喝の事実がないとして、石丸氏側
が敗れた。

 「女こども」を彷彿させる市長時代の発言も
ある。
理解のない年長者について「ほとんど全員自分
より先に死にますから。僕らの勝ちです」と
言い放っていた。

 選挙が終わった途端、石丸氏の危うい本性が
次々あらわになるのは、裏を返せば、選挙中に
それらがほとんど報道されなかったから。
討論会もなく画一的な選挙報道では、真に大事
な情報が有権者に伝わらない。

 40年以上テレビ報道に携わるジャーナリスト
の鈴木哲夫氏が言う。
「選挙報道は大きな曲がり角に来ています。テ
レビは放送法で公平性を求められ、新聞も平等
を重視するので、告示後は各候補を横並びにし
た報道になるうえ、前向きな発言を取り上げ、
ネガティブな情報は報じない。しかし、これで
は有権者にとって何の参考にもならず、投票の
判断材料として役に立っていません。ちょうど
都知事選期間中に米大統領選のテレビ討論があ
りました。討論は、政策論争はもちろんのこと、
発言や表情から人間性も見える。有権者が『な
るほど』と思える参考材料になり得ます。選挙
プランナーの調査では、日本ではネット全盛の
今でもテレビ報道を投票の参考にする人が5割
だそうです。日本の選挙報道も変えていかない
といけない」

 石丸旋風は大メディアの怠慢がつくり上げた
徒花だとも言える。

【転載終了】

************************

 石丸支持者は政治に失望している若者や
一部中高年なのでしょうが、政治がよく
わっかっていない層なのかもしれないです
ね。
理想というか期待感が強い人たちの支持な
のでしょう。

 石丸氏は、山本太郎にはなれそうもない
ですね。
あと、日本のマスコミに期待するのは無理
ですよね。
新聞、ニュース番組を含め、マスコミや日本
のエンタメの終焉が近づいているような気
がします。