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【転載開始】

■まるで“マイナ徴兵”・・・薬剤師ら1万人を
 「デジタル推進委員」に任命した河野大臣の
 厚顔と強権
 公開日:2024/06/28

 

人を食ったような物言い返事(河野太郎デジタル相)
/(C)日刊ゲンダイ

 「どの河野さん? 面白い小説だと思う」──。
人を食ったような返事しかできないのか。
9月の自民党総裁選への出馬が取り沙汰されている
河野太郎デジタル大臣(61)のことだ。

 26日夜、所属派閥の会長である麻生副総裁と会食。
その際に総裁選出馬の意向を伝えたのかどうかを
きのうの会見で問われ、スットボケた。
「総裁選の話は出なかったのか」と食い下がる記者に、
「飯を食っている時に何の話をしたか言ったことはな
い」「勘弁してください」とハグらかしたが、思わず
ほころんだ表情を見るに、まんざらでもない様子。
麻生氏の反応については「良かった」と周囲に漏らし
ているという。

 河野氏が総裁選に出たのは2009年と21年の2回。
「3度目の正直」で悲願達成を狙うようだが、
健康保険証の廃止に伴うマイナ保険証への一本化を
ゴリ押しする強権ぶりが目に余る。
マイナ保険証の利用を促すため、薬剤師ら1万人を
「デジタル推進委員」に任命したのがいい例だ。

 「デジタル推進委員はマイナカードやマイナポー
タルの利用方法などをサポートするボランティアで
す。政府はマイナ保険証の利用を増やした医療機関
に最大20万円の支援金を出してハッパをかけていま
すが、予算を使い切ったら利用促進キャンペーンは
終わる見込み。キャンペーンが終わる7月末以降も
続けたいから、原則無報酬の推進委員を無理やり
薬剤師に担わせたのが実態ではないか」
(永田町関係者)

 デジタル庁がきのう開催した任命状授与式で、
日本薬剤師会と日本保険薬局協会、
日本チェーンドラッグストア協会の3団体の各会長
に河野大臣が任命状を手渡した。
都内の薬局でマイナ保険証の利用を促された患者が
「マイナ保険証がないと薬をもらえない」と誤解
するトラブルなどが発生したにもかかわらず、
河野大臣は「どんどん声かけをやってもらいたい」
と反省ゼロだった。
現行の保険証の存続を訴える全国保険医団体連合会
事務局次長の本並省吾氏はこう憤る。

 「薬剤師ら1万人を駆り出すとは、まるで“マイナ
徴兵”です。デジタルサポートは薬剤師の業務とは
関係ありません。デジタル庁は『誰一人取り残され
ないデジタル化』を掲げていますが、『マイナ保険
証を持たない人を誰一人残さない』ではないか」

 現行の保険証の廃止撤回を求める声に耳を貸さず、
ひたすらマイナ保険証をゴリ押しする河野大臣は、
総理たる器ではない。

【転載終了】

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 首相になる前に議員としていられるの
かどうか疑わしいですね。

 まあ、派閥の会長である麻生氏自体が
「なんで、この人が政治家だろう?」と、
疑いたくなる様な人物ですからね~!