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【転載開始】

■大阪万博はうっすらウンコ臭い? 
 “腐った卵”硫化水素が流出も
 「対策これから」の体たらく
 公開日:2024/06/25 

 

向かってリング左側が夢洲1区
(C)共同通信社

 こんな万博は嫌だ──。
さすが「お笑いの本場」とでも言おうか、
来年の大阪・関西万博が大喜利ネタの
ような惨状に陥っている。

 万博協会は24日、会場の夢洲から噴出
するメタンガスなどの安全対策を公表。
今年3月に会場西側のトイレ工事現場で
発生したメタンガス爆発事故を受け、
換気設備の設置やガス濃度の測定・公表
などの対策を打ち出した。

 協会の担当者は会見で
「基本的には発表した対策はかなりレベル
の高い、フルスペックのもの」と胸を張っ
たが、まだ対策不備の問題もある。ニオイだ。

 爆発事故があった夢洲1区は廃棄物の
埋め立て地。
メタンガスのほかに硫化水素などが地下から
発生している。
無臭のメタンガスに対し、硫化水素は
「タマゴが腐ったニオイ」だ。
くっさいウンコの原因でもある。

 万博協会の資料によると、夢洲1区に設置
されているガス管26カ所でメタンガスなどを
測定したところ、14カ所で硫化水素を検知
したという。
計2590回の測定のうち「基準値1ppm超」を
277回、「1ppm以下」を88回検知した。
ちなみに硫化水素は「0.3ppm」で臭気を感じ
るレベル。
「1ppm超」がクサくないはずない。

 爆発事故現場の東トイレ棟の地下ピット内
では測定1364回のうち「1ppm超」を221回、
「1ppm以下」を144回検知した。

 協会は爆発事故を受け、ピットから屋外へ
通じる強制換気型の排気ファンを設置する
計画だが、硫化水素は空気より重いため屋外
に排出されても滞留する可能性がある。
つまり、ガス管や東トイレ棟の周囲は、
うっすら「ウンコ臭い」かもしれないのだ。

■会場入り口の西ゲートと「EXPOアリーナ」
 が・・・

 万博協会は「ガス管は来場者が近づけない
よう、夢洲1区の海側やメガソーラー発電機
の置いてある場所に移設を進めている」
(広報担当)と説明したが、臭気対策につい
ては「これから検討する」(同)と答えた。

 悲しいかな、硫化水素が漂う夢洲1区には、
会場入り口の西ゲートがあり、
同区の東トイレ棟のすぐ脇には屋外イベント
会場の「EXPOアリーナ」が位置している。
会場の顔である入り口ゲートやイベント会場
がウンコ臭いのは、さすがに「勘ベン」して
欲しい。
すでに鼻つまみモノの万博がこれ以上
ニオってどうする。

 このままでは万博遠足に駆り出される
大阪府内の小中高校の児童・生徒が、
「え、クサ~い・・・」と口にすることに
なるのではないか。

【転載終了】

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 ゴタゴタ続きの維新は空中分解するの
では?