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【転載開始】

■連合東京が都知事選で小池氏支持へ・・・
 運動スローガン「連帯・共助・平和」は
 どこに
 公開日:2024/06/15

 

すでに仲良し(C)日刊ゲンダイ

 7月7日投開票の東京都知事選の告示日
(6月20日)まで1週間と迫る中、
連合東京(日本労働組合総連合会東京都連合会)
が19日の執行委員会で、3選を目指す現職の
小池百合子知事(71)を支援する方針を固めた
と報じられた。

 連合は立憲民主党の最大の支持団体で、
連合東京は都内で働く125万人の勤労者で組織
する労働組合だ。
知事選には離党届を提出したとはいえ立憲出身
の蓮舫参院議員(56)も出馬表明しているから、
連合東京も蓮舫支援に動くのが自然の流れと
思いきや、共産党が蓮舫氏の支持に回ったこと
が影響したらしい。

 もっとも、連合の芳野友子会長(58)は「大」
の共産党嫌いで知られていて、知事選対応に
ついても、「連合は共産党とは考え方が全く違う。
そこの考え方を再度、立憲民主党には申し上げる
ことになる」と言い、小池氏に対しては
「全体的に連合東京の政策に理解をいただき評価
できる」と語っていたから、こうなるのも予想さ
れていた。

 ネット上では
《蓮舫さん誤算(笑)》
《蓮舫、労働者を敵に回す》
《もはや小池さんに決まりだな》
といった意見が見られるが、果たしてそうだろう
か。
というのも、すでに連合自体が
「労働者の味方」
「立憲や国民民主などの野党支持」
とは程遠い状況にあることは周知の事実だからだ。

■「社会を変える」ために組織力を結集するべき
 候補者は誰なのか

 連合が組合員を対象に実施した政治アンケート
調査によると、2016年に立憲や国民民主の前身
である旧民進党支持が39%、支持政党なしが
35.6%だったのに対し、19年は支持政党なしが
36%に増え、自民党支持も17.3%から20.8%に
増加した。

 毎日新聞は立憲関係者の話として、
「自民支持が50~60%の民間労組もある」と
報じていたから、連合東京が今さら態度を鮮明
にしなくても、自民党東京都連が支援を打ち出し
た小池氏を支持するのは容易に想像できたことだ。

 ストライキなどの労働運動が活発だった昭和の
頃は、連合などの労組も選挙に一定程度の影響力
はあっただろう。
だが今や幹部らが組合員に発破をかけたところで
投票行動を左右するほど大きな動きになるとは
考えにくい。

 それよりも、連合東京が小池支持を打ち出す
ことは逆に組合員の反発を買う可能性もあるの
ではないか。

 連合東京が2024~25年に掲げた運動の
スローガンは「連帯・共助・平和 ~社会を変え
る組織力の結集 こころをつなぐ運動の推進~」
だ。
ホームページをみると、労働条件の改善、
向上や平和・人権を守る活動ーーとうたっている。

 2期8年の小池都政は「連帯・共助・平和」
だったのだろうか。
7つのゼロ、隠蔽ゼロなどの公約は実現したのか。
「排除の論理」を打ち出し野党分断に動いた
政治手法は、連合東京が理想に掲げる連帯や共助
とは真逆の動きではないのか。

 そして何よりも労働者に増税を強いる一方で、
自分たちは違法・脱法行為で裏金を作り、
未だに誰一人として説明もせず、納税もしない
自民党が支援する候補者は「労働者の味方」と
言えるのだろうか。

 「社会を変える」ために組織力を結集する
べき候補者は誰なのか。
組合員は分かっているだろう。

【転載終了】

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 分裂選挙になりそうな・・・

 以前″だから女は″にならなければいいが。
と書いたことがありますが、共産党嫌いだ
とはいえ、裏切りみたいな行為はいただけ
ませんね。

感情が前に出すぎます。

 「連合」自体が分裂する可能性も?

 反発している組合もあるようですから、
芳野降ろしもあり得ますね。

 10年ほど前から「連合」は消滅するか
もしれないとも書いてきましたが・・・