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【転載開始】

■維新・馬場代表に飛び交う“入閣密約”説・・・
 規正法改革法案で自民にスリ寄り「賛成」
 公開日:2024/06/04

 

自民党案に賛成し、「合意書」まで交わし・・・
(C)共同通信社

 まさか、こんな簡単にパクッと食いつくとは
──。
自民党議員も驚いているらしい。

 自民党が新たに提示した
「政治資金規正法改正案」に賛成すると決めた
「日本維新の会」。
維新の馬場代表は、自民党の岸田総裁と
「合意書」までかわしている。

 馬場代表は
「一歩でも二歩でも改革を進めていくのが維新だ」
「100%我が党の考え方が通った」と満足げだった
が、さすがに、維新の議員からは
「次期衆院選にマイナスだ」と嘆きの声があがって
いる。
自民党案は、実際にはほぼ「ゼロ回答」だからだ。

 もともと維新は主要野党と一緒に、
▽企業・団体献金の禁止
▽政策活動費の廃止または領収書の全面公開
▽議員が会計責任者と同等の責任を負う「連座制」
の導入--の3点セットを自民党に求めていたが、
自民党の修正案にはまったく入っていない。

 しかも、自民党と「合意」した、
①旧文通費の使途公開②政策活動費の領収書など
の10年後の公開--も、実行される保証がない。
維新が自民とかわした「合意文書」は、旧文通費
をめぐって維新が求めていた「今国会で結論を得
る」ことに触れていない。さらに、政策活動費の
公開についても、領収書の公開のあり方は「細部
はこれから詰めていく」という。

 これには、維新を創設した橋下徹弁護士も
「当初は(自民党が)維新の案を丸のみしたのか
と思ったが、(改正案の)文面を見てみると、
全部『検討』ばかり」
「検討すると言って結局やっていないのが、いま
の自民党政治だ」
「維新が『検討』のままで(改革案に)賛成した
ら、国民から総スカンを食らうんじゃないのか」
と疑問視していたほどだ。

 なのに、どうして馬場代表は、自民党が差し
出した餌にパクッと食いついたのか。
政界では、馬場代表の「入閣説」が囁かれている。

 「もともと自民党の地方議員だった馬場さんは、
自民党と連立を組むことにまったく抵抗がないの
だと思う。5月17日に配信されたラジオNIKKEI
のポッドキャスト番組に出演した時、『政策が
実現するなら与党に入る選択肢は排除しないのか』
と問われ、『そういうことです』と答えただけで
なく、その後、吉村洋文共同代表から『与党入り
したら維新は消滅する』とクギを刺されても、
23日の会見で『たとえば連立入り、閣外協力、
パーシャル連合などいろんな連携の形がある』と、
再び、連立入りを口にしている。『万博担当大臣』
として入閣する“密約”があるのではないか、とい
う見方もでています」(政界関係者)

 「維新は第2自民党」と公言している馬場代表。
連立入りした方が、有権者もスッキリするのでは
ないか。

【転載終了】

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 第二自民を標榜する方なので、疑問には
思わないですよね。

 自民との連立は維新の命取りでは?
でも、大阪人がどうするのかよくわからない
地域でもありますよね。