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【転載開始】

■維新が自主公開した政活費“塗りつぶし”
 領収書にア然・・・
 身を太らせる高額会食ラッシュだった
 公開日:2024/05/30

 

大半は飲食代で、半数以上が10万円超!
(C)日刊ゲンダイ

 「有言実行、言行一致」──。
藤田幹事長は29日の会見でも得意顔だった。
いわゆる「政策活動費」の見直しを求める
日本維新の会が28日、政活費の明細と領収書
を自主公表した。
対象は「日本維新の会国会議員団」が
昨年11~12月の2カ月間に支出した
約620万円分。
内訳は「渉外費」32件(約345万円)と
「調査研究費」5件(約275万円)で、
計37件の領収書も開示したが、支出先の情報
は全て黄色く塗り潰されてある。

 藤田氏は「先方に迷惑をかけないため」の
措置だと説明し、「後ろめたい使い方はひと
つもない」とキッパリ。
しかし「渉外費」の領収書を見ると驚きの
連続である。

 大半は飲食代で維新の「代表室」「幹事長室」
「国会対策委員会」などが、それぞれの会合費
を支出。
飲食を共にした相手は「政治関係者や有識者
など」(藤田氏)と言うのだが、一般の感覚
とはズレまくった怒涛の高額領収書ラッシュだ。

■上脇博之教授「『公開』の名に値しない」
 とバッサリ

 

自主公表に得意満面
(「日本維新の会」の藤田文武幹事長)
/(C)日刊ゲンダイ

 1件5万~6万円はまだマシで、10万円超が
計16件と半分を占め、「宛名」や「但し書き」
の抜けた領収書も複数ある。
最高額は昨年11月22日の27万1282円也だ。
当日、維新は大阪万博の関連経費も盛り込ま
れた政府の補正予算案への賛成を決定。
この日だけで4件、計約50万円分の領収書が
存在する。

 高額領収書について、藤田氏は
「1人1万円でも20人で使えば20万円」と弁明
したが、だったら参加者の数まで公開すれば
いい。
民間なら会合の参加人数まで求められるのが
経理精算の常識だ。
一方で藤田氏は「1人10万~20万円のお店は
世の中にあるが、我々がそんな高い所に行く
のはレアケース」とも語った。はて?

 「レア」でも高級店には行くのか。
語るに落ちるとは、このことだ。

 「支出先が“黄塗り”なんて『公開』の名に値
しません。『国民の不断の監視』を目的とする
政治資金規正法の趣旨にも反します。そもそも
多くの国会議員の政治団体は、収支報告書に
『会合費』の支出先まで記載しています。よっ
ぽど後ろめたい使い方だから隠すのではないか。
まさに『政治にカネがかかる』と言い張る自民
の補完勢力。規正法改正の維新案では政活費を
『特定支出』に改め、『10年後に使途を公開す
る』とありますが、10年先にも維新が残ってい
る保証はないのです」
(政治資金に詳しい神戸学院大教授・上脇博之氏)

 維新は「身を切る改革」ではなく、非常識な
「身を太らせる会食」ばかり。
ブラックボックスを手放したくないわけだ。

【転載終了】

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 さすが、第二自民を標榜するだけはあり
ますね。
そっくりさんです。