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【転載開始】

■岸田首相自身が「次期衆院選」落選危機! 
 “お膝元”広島1区町長選で連敗→長男翔太郎氏
 もがっくり
 公開日:2024/05/30
 

長男・翔太郎氏(右)は「文雄の代理できました」
と挨拶(岸田首相=左)/(C)共同通信社

 もはや目も当てられない。先月の衆院3補欠選挙
に続き、今月26日投開票の静岡県知事選でも敗北
を喫した岸田自民党。
「4連敗」は大打撃だが、実はこの日、他にも自民
に「NO」が突きつけられた選挙があった。

 静岡県議補選(清水区=欠員1)では、立憲民主、
国民民主両党が推薦した新人が自民の新人を抑え
て当選。
東京都議補選(目黒区=欠員2)でも、立憲元職と
無所属新人が当選し、自民の新人は落選した。
極め付きは岸田首相の“お膝元”である。

 岸田首相の地元、広島県府中町の町長選で、
自公が推薦した新人・前町議が落選したのだ。
岸田首相の地元では、昨年11月にも海田町長選で
自民推薦の現職が負けている。
両町は、区割り変更に伴い、岸田首相の選挙区で
ある衆院広島1区に新たに加わった。
岸田首相の牙城で、自民はまさかの連敗なので
ある。

 府中町長選の結果には驚く。当選した無所属新人
の寺尾光司前町議の6242票に対し、自公で推した
川上翔一郎前町議は3385票。
ダブルスコアに近い票差で負けてしまった。

■長男・翔太郎氏も応援に入ったのに・・・
 

2022年では、いち早く地元・広島は歓迎お祝い
ムードだったが・・・.
(地元の首相就任を祝う会であいさつする岸田首相)
/(C)共同通信社

 「自公の推薦どころか、川上さんは事実上、岸田
総理のバックアップを受けていたのですが・・・」
と言うのは、ある県政関係者。

 こう続ける。
「3月末の事務所開きには、総理の事務所から長男・
翔太郎さんを含む秘書が3人駆けつけました。翔太郎
さんは『内閣総理大臣、岸田文雄の代理で来ました』
などと挨拶。他にも、前町長や県議会議長ら大物が
出席していた。ガチガチの支援体制を組んで臨んだの
に、この大差です。翔太郎さんは相当、ショックを
受けているようです」

 影響したのはもちろん自民党の裏金事件だ。
河井元法相による2019年参院選広島選挙区を巡る
大規模買収事件で、府中町議が辞職した経緯がある
ことから「有権者はカネの問題にかなり敏感」
(地元関係者)という。さらに別の敗因もある。

 「いわゆる内部分裂です。川上さんも寺尾さんも
自民系の前町議で、共に党の町支部に推薦を依頼し
ていたのですが、全会一致が難しく、町支部は年初
にどちらにも推薦を出さない方針を決定。ところが
川上さんが、岸田総理が代表を務める党支部を通じ
て県連に推薦を要請したのです。すると、総理の
意向が働いたのか、町支部の決定を無視して県連が
川上さんの推薦を決めてしまった。この動きに一部
の町議から不満が噴出。多くの支援者も寺尾さんに
流れた。今回の分裂騒動のおかげで、地元には大き
なしこりが残った。広島の自民組織は『このままで
は衆院選に影響しかねない・・・』と嘆いています」
(前出の県政関係者)

 つまり、裏金事件だけでなく、岸田首相は自らの
ポカでお膝元の選挙を落としたということだ。

 国会会期末解散説が依然、くすぶっているが、
いま選挙をやったら、岸田自首相身が落選の憂き目
に遭いかねない。
とても、解散など打てないだろう。

 「19日投開票だった神奈川・小田原市長選でも、
自民推薦の現職が大差をつけられ敗れました。選挙
戦では、人気者の河野太郎デジタル相や小泉進次郎
元環境相が応援に入ったのに、大敗を喫してしまっ
た。手の打ちようがない状態です」(官邸事情通)

 万策尽きた岸田自民。
もう岸田首相は潔く退陣するしかない。

【転載終了】

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 決められない人という評判でしたが、
首相になったのはいいが、国民の望ま
ないことを多々強引に決めすぎました
ね。