日刊ゲンダイDIGITAL


【転載開始】


■大阪カジノのギャンブル依存症対策は

 ユルユル・・・

 水原一平氏ドジャース解雇で維新に

 また逆風

 公開日:2024/03/27 

カジノにおける依存症対策はユルユル

(大阪の吉村洋文府知事)

/(C)共同通信社


 「私はギャンブル依存症」──衝撃の告白

以来、大阪府・市のIR(カジノ)計画に再び

逆風が吹き荒れている。


 ドジャースの大谷翔平の元通訳・水原一平氏

(39)が賭博の「沼」にはまり、改めて依存症

の怖さがクローズアップされる中、SNSでは

〈大阪にカジノを作ってはいけない〉

〈どれだけの「水原一平さんの悲劇」を生むこ

とになるか〉などの批判が噴出。

矛先はIRを猛プッシュしてきた吉村府知事ら

日本維新の会に向かっている。


 安倍政権が成長戦略の柱にIRを掲げた当初、

8つの自治体が誘致に動いたが、コロナ禍を機

に相次いで撤退。

2022年に和歌山県が、今年3月に長崎県が

断念し、唯一、残るのは大阪府・市の計画の

みだ。

事業全体の売上額は年間約5200億円と見込む

が、うち約4200億円はカジノ事業だ。

収益の8割をギャンブルに頼る一大賭博場を

つくろうとしているのだ。


■実質6日間、ギャンブル三昧に・・・

「私はギャンブル依存症」と告白した

ドジャース・大谷選手の元通訳、

水原一平氏(C)共同通信社


 年間の想定来訪者数は2000万人。

インバウンドを呼び込むはずが、国外は

600万人にとどまる。

結局、7割を占める国内来訪者から賭け金

をタンマリふんだくるわけだが、すでに

日本はギャンブル依存症大国だ。

厚労省は17年、依存症が疑われる人は

推計320万人と発表。

成人の3.6%と世界屈指の高水準なのに、

カジノにおける依存症対策はユルユルだ。


 「IR整備法で週3回、月10回の入場規制を

設けていますが、『1回』の区切りは24時間。

例えば月曜の午後5時から火曜の午後5時まで

滞在可能です。ほぼ『1泊2日』で、週に3回

繰り返せば実質6日間はカジノに入り浸れて

しまう。施設内のレストランで腹ごしらえ、

ホテルで休めば一歩も外に出ず、ギャンブル

三昧です。客の囲い込みが、カジノ事業者の

ノウハウ。格安の宿泊券や食事券の提供も

想定されます。海外には賭け金の上限を規制

するカジノもあり、その方が依存症対策には

効果的です。吉村府知事は先週の囲み取材で

『IRが来ることで依存症が減るくらいの取り

組みを目指す』と豪語していましたが、ちっ

とも説得力はありません」

(ジャーナリスト・横田一氏)


 今、引き返さなければ確実に「悲劇」は

繰り返される。

カジノの導火線に過ぎない万博も無用だ。


【転載終了】

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 日本が世界一のギャンブル大国だとい

う事を知らない国民がほとんどなのでは。


 ラスベガスとかマカオだと思っている

のでしょう。

中でも代表的なのは、パチンコと競馬で

すかね。


 自覚なく、依存症になっている方が多

いのかも。

私の周りにもパチンコ談義の方がかなり

いましたから。

パチンコって身近すぎてギャンブルとい

う認識が薄いかも。

トータルでは負けているのに、勝った話

しかしないですね。