MONEY VOICE


【転載開始】


■設置費用623万円「ミャクミャク」像に

 傷発見で俄然騒ぎ出す維新。

 “万博反対派=犯罪者”との印象操作を

 目論む姑息な行為だと批判が噴出

 2024年3月14日

 大阪市役所の前に設置されていた万博の

公式キャラクター「ミャクミャク」の像に、

複数の傷が付けられているのが発見された

ことが物議を醸しているようだ。


 報道によれば、傷はモニュメントの顔の

側面に数か所あり、傷の大きさは最大で

14~15cm。

12日午後11時ごろ、警備員が巡回した際

に異常はなかったが、13日の午前6時ごろ

に傷がつけられているのを警備員が発見し

たとのこと。


 これに対して、大阪府の吉村洋文知事は

自身のX(旧ツイッター)で

「どんな理由があったとしても、これは

暴力行為であり、犯罪行為です。許される

ものではありません。残念です。」と反応。

大阪府と市は、モニュメントが故意に傷つ

けられたとして、警察に器物損壊容疑で

被害届を提出し、受理されたという。


■維新議員らが“犯人は万博反対派”と決め

 つけ?


 昨年11月末に、万博開催500日前を記念

したイベントでお披露目されたという

ミャクミャクのモニュメント。


 涅槃仏のように寝ころんだ体勢のこの像

は、高さ約2m×幅約3mの大きさで総重量

は1170kgというビッグサイズで、イベント

後は大阪市役所の正面玄関前の野外エリア

に設置。

このように屋外に設置されることを見越し

て、素材は風や紫外線などに対して耐久性

のある強化プラスチックを使用していたと

いうことだ。


 しかしながら、設置からわずか3か月半

でこのような事態が発生し、ある意味で

“万博の顔”といった存在に傷を付けられた

として、大阪府や市は怒り心頭・・・という

ことで、早々と器物損壊容疑で被害届を

提出といった流れとなったようだが、

それと並行してこの件の犯人を

“万博反対派”だと早々と決めつける発言が、

日本維新の会の所属する複数の議員から

発信されたことも、大いに物議を醸して

いるところである。


 パビリオン建設の大幅な遅れに参加国の

激減や規模の縮小、さらに膨張し続ける

開催費用も、かねてから問題視されていた

大阪万博だが、今年早々には能登半島地震

が発生したことで、被災地復興と万博との

両立は現実的に可能なのかという声もあが

ることに。


 さらに最近では、万博会場のシンボルと

される「大屋根(リング)」の存在が邪魔

して、リングの内側にあるパビリオン等の

建設が遅れてしまう可能性があるという、

まさかの懸念まで取沙汰されるなど、開幕

までそろそろ1年に迫ろうかというこの

タイミングでも、万博の開催に反対する

意見が絶えないといった状況だ。


 維新サイドとしても、そんな“反対派”の

声に大いに憂慮しているであろうタイミン

グで起きた今回の事件なわけだが、仮に

その犯人が万博に対して批判的姿勢の者

だったとすれば、そういった立場の人間ら

が“無法の輩”だとする、いわゆる

“万博反対派=犯罪者”といったレッテルを

貼ることができ、今後の万博への批判的

意見を封じる、ある種のカードにもなり

得るといったところ。

・・・そう考えての、先の維新議員らによる

“犯人決めつけ”のようだったのだが、

さすがにまだ被害届を出したばかりの段階

での決めつけには「先走りがすぎる」との

声が多数あがることに。

さらには「反対派と犯罪を結びつける印象

操作の姑息」

「市民の分断を煽るやり方」などと、

維新の姿勢に対しての批判の声がかえって

渦巻く展開となっているようだ。


■巨大モニュメントの設置費用も知れ渡る

 ことに


 いっぽうで、今回傷を付けられてしかった

ミャクミャクの巨大モニュメントの製作や

設置なのだが、いわゆる万博の機運醸成事業

の一環として、大阪市内の沿道における

バナーフラッグの掲出などとともに、

大日本印刷が総事業費約9,471万円で請け

負ったものだという。


 ちなみにミャクミャクの巨大モニュメント

に関しては、製作費にくわえ運搬費や設置費

も含めて623万3,700万円の予算がかかって

いるようだ。


 この情報公開自体は、すでに昨年12月の

段階で行われていたようで、その当時はさほ

ど関心は持たれなかったものの、今回の事件

を受けて一部のメディアが“設置費用623万円”

と報じたことで広く知れ渡ることに。

SNS上からは

「そっちに驚くわ」

「血税のムダ使い」

「623万円もするのに公園の遊具よりも塗装

が弱過ぎる」といった批判の声があがって

いるようだ。


 先述の通り、万博の機運醸成のために作ら

れたというミャクミャクの巨大モニュメント

だが、623万円という費用に見合う効果が

あったかどうかは、評価は分かれるところ。

とはいえ少なくとも今回の件で、その存在が

期せずして広く知れ渡ることとなったことは、

間違いがなさそうだ。


【転載終了】

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 維新の焦りでしょうね。

「✖エックス」へのポストなんか見てい

ると維新の議員らしいなと感じてしまい

ますから。


 ただでさえ、大阪市民や国民の負担が

増えているのに、さらに無駄なお金を

支出していると捉えられかねませんよね。


 選挙どうなるかな・・・