日刊ゲンダイDIGITAL

【転載開始】

■トランプを含む多くの共和党議員が

 「プーチンの右派独裁的国家主義」に

 イデオロギー的に共感?

 公開日:2024/03/07

■【トランプ復活でカオス化する世界】(下)

「緊密な関係」に・・・

(ロシアのプーチン大統領とトランプ

前米大統領=右)/

(ロシア大統領府提供・ロイター=共同)


 共和党の予備選挙で連勝し、指名が確実な

トランプ前米大統領が本選でも勝てば、

米国は「想定不可能なダメージ」を受ける。


 オバマ元大統領に近いエリック・ホルダー

元司法長官はそう語る。

米紙USAトゥデーによるとオバマも

「同じ考え」のようだ。

 同紙の最新の全米支持率調査ではトランプ

が39%、バイデン大統領が37%。

予備選で他に有力候補がいないバイデンは

ミシガン州で81%得票したが、同時に

「支持候補なし」との投票が異例の13%も

あった。


 アラブ系住民がバイデン政権の

パレスチナ政策不信を態度で示した。

ウクライナ支援も難航し、高齢の問題や失言

が続いて、有権者の支持は当面取り戻せそう

にない。


 取りざたされる代替候補の名前は昨年来、

カリフォルニア州のギャビン・ニューサム、

ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー

両知事ら同じ顔ぶれ。

不出馬の理由も「バイデン氏を支持している

から」と同じだ。


 しかし今回の大統領選は歴史的にきわめて

重要だ。

トランプを勝たせると、最強の軍隊を持つ米国

がロシアと緊密な関係になってしまう恐れが

あるからだ。


 ジョン・ブレナン元米中央情報局(CIA)

長官やジェームズ・クラッパー元国家情報長官

らは、トランプが何らかの理由で、ロシアの

プーチン大統領に事実上操られているとの印象

をメディアに明らかにしている。


 具体的な証拠は不明だが、ジョン・ボルトン

元大統領補佐官は自著に奇妙な事実を書いて

いる。

ヘルシンキで行われた2018年の米ロ首脳会談

で、トランプは通訳に、一切ノートに記録

するなと指示したというのだ。


 そもそもトランプはロシアによる16年

大統領選介入の捜査で十分な協力をしていない。


 また、現在の共和党の内部でプーチンを

「イデオロギー的同盟者」とみる下院議員の

グループが行動を始めたという。

ニューヨーク・タイムズ紙が報じた。


 米国ではこれまで数十年間、民主・共和両党間

で超党派的なコンセンサスが成立していたが、

トランプを含め多くの共和党議員は

「プーチンの右派独裁的国家主義」にイデオロギ

ー的シンパシーを持っているというのだ。

まさに「共和党プーチン派」と言える。

対ウクライナ追加軍事援助をブロックしたのは

彼らだ。


 トランプが再選されれば、さらにNATO条約の

義務を放棄する可能性がある。

トランプ政権末期には駐ドイツ米軍部隊の撤退

を決め、バイデン政権がそれを撤回した事実も

ある。


 トランプ再選を阻む可能性があるのは、

トランプを被告とする4つの裁判だ。

しかし、トランプ陣営は判決を投票日以後に遅延

させようと躍起になっている。

大統領になれば起訴取り下げも可能になるからだ。


【転載終了】

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 ″もしトラ″が現実になったら、現在77歳

のトランプ引退後に「国家反逆罪」で極刑

の可能性もあり得ますね。

トランプは認識出来ているのでしょうか?

側近もただでは済まないでしょう。


 欧州も万一記事のようなことになれば、

アメリカとの関係も見直す必要があります。


 ガザ、ウクライナ戦争も大きな影響を受

け、アメリカは世界から孤立することにも。