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【転載開始】


■大阪万博に“目玉”爆誕!

 2億円トイレは税金ムダ遣いの極み・・・

 政治家こぞって「高くない」主張

 公開日:2024/02/21

べらぼうな「2億円トイレ」に魂を込めて

言い訳?!(大阪の吉村洋文府知事)

/(C)日刊ゲンダイ


 2025年大阪・関西万博の目玉として

350億円もの巨額建設費が投じられた

大屋根(リング)に続き、

新たな“見どころ”が爆誕だ。

「2億円トイレ」である。


 万博会場にはトイレが約40カ所設置

される予定。うち8カ所は若手建築家が

デザインする「デザイナーズトイレ」

なのだが、ベラボーに高いのだ。


 日本国際博覧会協会(万博協会)の

契約情報によれば、

デザイナーズトイレ8カ所のうち3カ所

は入札が「取止め・不調」。

落札が決まった5カ所の設置費用は

計6億6000万円に上る。

うち2カ所が各2億円を占め、

「高すぎやろ!」と総ツッコミをくらって

いる。


 万博を所管する経産省の斎藤大臣は20日

の会見で、「2億円トイレ」について

「便器が数十個設置される大規模な設備」

「一般的な公衆トイレの建設費用と比べ、

取り立てて高額であるとは言えない」など

と強弁。

自見万博相も同日の会見で、50~60台の

便器を備えているとして

「規模から考えれば必ずしも高額とは言え

ない」と言い張った。


 大阪府の吉村知事もきのう、

「平米単価にすると、一般の公共施設の

トイレと値段は大きく変わらないという

のが事実」などと主張。

「建築家が万博会場で新しい建築技術や

価値観というのをトイレに、ある意味、

魂も吹き込んでいます」との見解を示した。


■渋谷区のデザイナーズトイレは1.2億円

話題を呼んだ東京・渋谷区に設置されて

いるデザイナーズトイレ

「The TOKYO TOILET]プロジェクト

(C)共同通信社


 そもそも、万博のデザイナーズトイレに

は1平方メートル当たり174万円のものも

ある。

吉村のように「平米単価」を引き合いに

出して「高くない」と言い張ること自体、

ナンセンス極まりない。


 東京都内で話題を呼んだデザイナーズ

トイレと比べても、2億円は高い。


 渋谷区と日本財団が建築家やクリエータ

ー16人と組んで区内17カ所にオシャレな

公衆トイレを設置した

「THE TOKYO TOILET」プロジェクトは、

整備費用が1カ所当たり約1.2億円だった。

ちなみに、17カ所目をデザインしたのは、

万博会場のデザインプロデューサーを務め

る建築家の藤本壮介氏だ。


 「魂の2億円トイレ」が後世に残るのなら

まだしも、万博会場は閉幕後に取り壊される。

トイレの利活用について万博協会に尋ねると、

「デザイナーの方にはコストや機能性、閉幕

後のリサイクル面などを考慮していただいて

おります」(広報担当)とのこと。

イマイチ判然としない。


 万博のテーマのひとつは「SDGs」だが、

半年間しか使われないトイレに2億円を

つぎ込む「持続可能性」とは一体、何なのか。

まずは税金のムダ遣いをやめるべきだ。


【転載終了】

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 トイレは″魂を込める″より清潔感が

あればいいのでは。


 維新が第二自民党と自信が言うのも

発想が同じという事なのでしょうね。