MONEY VOICE


【転載開始】


■インボイス制度で声優“大量廃業”の危機、

 アニメ業界は衰退必至か。

 クールジャパンの目玉産業をなぜ見殺しに?

 2023年7月4日


 10月1日から実施が予定されており、

今のところ止められる見通しがまったくたって

いない「インボイス制度」。

実はこれが始まると、国内の声優業界では

フリーの声優たちの仕事が立ち行かなくなり、

廃業を決断する人も激増し、アニメ業界は

深刻な状況に直面しつつあります。


■10月開始「インボイス制度」で声優の3割

 が廃業?

 10月から実施が予定されており、今の

ところ止められる見通しがまったくたって

いないインボイス制度。


 実はこれが始まると、国内の声優業界では

フリーの声優たちの仕事が立ち行かなくなり、

廃業を決断する人も激増し、アニメ業界は

深刻な状況に直面しつつあります。


 『ガンダム』シリーズなどの

アニメプロデューサーの植田益朗氏、

『機動戦士Zガンダム』エマ・シーン役で知ら

れる声優の岡本麻弥氏、

『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕け

ない』キャラクターデザインや『呪術廻戦』

総作画監督を務めたアニメーターの西位輝実氏

らは6月22日、東京の日本外国特派員協会で

インボイス制度の中止を求める記者会見を開き

ました。


 その中の発言では、インボイス制度の導入に

よって実に国内声優の30%が廃業を検討する

という厳しい話もでてきています。


■国内声優にとっては適格請求書発行事業者

 になるのは至難の業


 インボイス制度を乗り越えるなら

「課税事業者になればいいだろう」と気楽な

ことを言う向きが多いのには閉口させられま

す。


 まず、この課税事業者になるためには

「適格請求書発行事業者」の登録が必要と

なります。


 しかしながら、その登録適用要件は

「年間の課税売上高が1,000万円以上」である

こと、「正しく帳簿を記帳していること」と

なっています。


 若手声優にとってはとてもクリアできず、

結果的に取引先から消費税の仕入税額控除を

受けることができなくなり、自動的に消費税分

の所得が減額されるという危機に直面すること

になるわけです。


■クールジャパンの目玉コンテンツだった

 「アニメ」は立ち行かない


 2013年、安倍元首相のもとで政府と電通な

ど官民ファンドによる海外需要開拓支援機構

が設立され、クールジャパン戦略は

「クールジャパン機構」が管轄することと

なりました。


 このクールジャパン戦略では、外国人が

「クール!」ととらえる日本の魅力を積極的

に情報発信していくとともに、海外への商品

・サービスの展開、インバウンド消費の効果

的展開などが盛り込まれていました。


 その軸になったのが、食やポップカルチャー

とともに「アニメ」であったわけです。


 当該戦略にのっとれば、本来「アニメ産業」

はもっと大切にされるべき貴重なコンテンツ

プロバイダー産業であるはず。


 しかし、岸田政権はインボイス制度の導入

にあたっては、こうした声優の仕事に一切配慮

をみせず、十把一絡げ(じっぱひとからげ)に

ぶった切ろうとしていることが見えてきます。


 これがバイデン政権からああだこうだと指図

されるような領域の話ならば、対米従属から

諦めざるをえないこともあるのでしょう。


 しかし、自国の独自戦略の要であるアニメ

産業を維持拡大するという名目でも、なんら

個人事業主としてやっている声優たちに配慮

すらしない岸田首相の超冷たい対応は、

業界を一気に冷え込ます重要な局面に陥らす

ことは必至。


 いま一度「インボイス制度」の実施を考え

直すことを強く要望したい状況です。


【転載終了】

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 テレビも含めて、エンタメの衰退と

いう事なのでしょうかね?


 プロ野球の鳴り物が耳障りでテレビ

中継を観なくなって早30年くらいにな

りますが、BSでMLBを見るようになり、

打球音がリアルに聞こえて来るのが楽

しいですね。


 また、テレビもお笑い多用や、クイズ

番組が増えたことで面白い番組が減って

きたように感じます。

洋画も何回も観たような古いものばかり

ですし。


 最近では、BSの中国ドラマが面白い

ですね。

アニメも中国のレベルが高まってきて

いるそうです。