人生100年時代の歩き方

【転載開始】

■GW明け5月8日にコロナ5類移行で何が
 変わる? 
 マスクや入院は「個人の判断」に
 公開日:2023/04/30

GW明けから「5類」に移行で様々な
変更が・・・(C)日刊ゲンダイ

 もうすぐ待ちに待ったゴールデンウイーク。
今週はすっかり連休モードという人は多そう
だが、休み明けからは新型コロナの扱いが
大きく変更される。
病院の見舞いや老人ホームの面会など移行に
よって何が変わるのか?

 ◇  ◇  ◇

 5月8日から新型コロナは「2類相当」から
「5類」に移行する。
新型インフルエンザ等感染症から外れるため、
自治体や保健所が入院調整を行う法的根拠が
なくなり、病床確保の補助金上限もおおむね
半減。
その他に、入院勧告や隔離期間、行動制限、
就業制限といったものが大きく変わってくる。

 新潟大医学部災害医療教育センターの
高橋昌副センター長は「5類に移行した場合、
必ず新型コロナは爆発的に拡大する」とした
上で、今後は「入院が必要か」
「救急要請するか」といった判断は個人に
委ねられることになるという。
では、どんな変更があるのか?

■「医療費」自己負担は“あり”
 初診料のみだった医療費は、全国的に
自己負担が「あり」に変わる。
「治療費は自己負担。薬の費用は9月末
まで公費支援を継続します」(広島市)

■「感染者数」の発表は週1回
 「全数把握から事前に指定した医療機関
のみ、保健所へ毎週報告します」(世田谷区)
5類移行により医療機関あたりの平均感染
者数を週に1回だけ発表する形に改まると
いう。

■感染者の自粛期間は「5日間」
初期の隔離期間は14日間と長かったが、
現在は発症翌日から7日間。
これが5月8日からは「5日間」に再短縮され、
外出も法律の「要請」から「推奨」という
お願いレベルに変更される。
「外出を控えるかどうかは、季節性インフル
エンザと同様に個人の判断に委ねられること
になる」(厚生労働省)
学校の児童・生徒の出席停止期間については
「治るまで」だったが、「5日間かつ軽快か
ら24時間」になる。

■「職場のマスク」の個人の選択
「今後は個人の主体的な選択を尊重し、着用
は個人の判断に委ねることが基本になります。
職場におけるマスク着用も主体的な選択を
尊重し、個人や事業者の判断に委ねられるこ
とになります」
(特定社会保険労務士・稲毛由佳氏)
会社が従業員にマスク着用を求めることは
許容されることになる。

■「学校でのマスク」は強要しない
「児童・生徒および教職員に対して、マスク
の着用を求めないことが基本となります。
ただし、登下校時の通勤ラッシュの場合は
マスク着用が推奨されます」(文部科学省)
国歌・校歌の斉唱の際には感染症対策を講じ
ることが望ましいとしているが、基本は
ノーマスクになるという。

■今後は入院すべきか自分で判断する

 

学校では基本はノーマスクへ(C)PIXTA
  
■「テレワーク」は縮小傾向
「望む望まないを問わず、大企業において
リモートワークはひとつの採用ツールとし
て定着しています。
一方、中小企業においては経営者の好き
嫌いがはっきり出るでしょう」
(前出の稲毛氏)
コロナでは出ていた「休業手当」(平均賃金
の6割)だが、今後は季節性インフルエンザ
と同様に会社に支払いの義務はなくなる。

■「入院調整」は個人で行う
発熱したらまず、「自宅での療養」となる。
症状が重い場合、かかりつけ医に相談し、
いない場合は自治体の相談ダイヤルに電話
する。
「お電話での医療機関の案内、体調悪化時
の健康相談を行いますが、入院調整は原則、
病院間で行うことになります」
(藤沢市・健康医療部担当者)
新潟県ではこんな要請も。救急要請(119番
通報)する場合、受け入れ病院を決めてから
119番することをお願いしているのだ。
病院が決まっていないと、重症患者が運ばれ
る高次救命治療センターに高確率で搬送され
るためだ。

■「ホテル療養」は終了
「5類に変更されることに伴い、5月7日にか
けて順次受け入れを終了します」
(神奈川県・健康医療局)

■療養期間中の支援はなし
「健康観察、パルスオキシメーターの貸与、
配食サービスなどは終了となります」
(前出の藤沢市担当者)

■無料PCR検査も終了
「無料PCR等検査は5月8日から5類に移行す
ることに伴い、5月7日をもって終了します」
(愛知県・感染症対策課)
薬局などで販売している「抗原検査キット」
を購入し、セルフチェックすることになる。

■おばあちゃんの「面会」はどうなる?

 

無料PCR検査も終了(C)日刊ゲンダイ
  
■老人ホームの面会は緩和
「少し感染が拡大して心配ですが、5月8日
からはご入居者の居室での面会も可能にな
ります。ワクチン接種証明などの提出も
不要で、曜日の制限もございません。また、
入居者の外泊(原則1泊2日)もできるよう
になります」
(横浜市の特別養護老人ホーム「ひまわり
港南台」)
一方、同じ特養でもさいたま市の「みちみ
ち大宮」は、電話予約の上、1家族月1回、
1回の面会時間は20分と制限を設けるとこ
ろもある。

■病院のお見舞いは条件付きでOK
5月8日から対面による面会制限を緩和する
病院が増える。
宮崎市の慈英病院もそのひとつで、日祝を
除き午後3時から5時まで家族に限り面会が
OKに。
東京臨海病院(江戸川区)や国立国際医療
研究センター病院(新宿区)は、すでに
“15分まで”の時間制限で面会が可能。
横浜市立市民病院や医学研究所北野病院は
“個室患者”に限り面会を認めている。
ただし、東大病院(文京区)は現時点では
「原則面会禁止」となっている。
5類に移行したら自己責任が問われる。

【転載終了】

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 既往症のある方が多い介護施設や病院
は、GW明けからの感染拡大状況を加味
し、暫くは様子見での面会解除となるの
ではないですかね。
それか、年内の面会は従来対応を継続か?