日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■岸田政権「悪い円安」に対応せず・・・
このままでは不況下の物価高騰が庶民
の懐を直撃
公開日:2021/10/16
9月下旬以降「円」が急落している。
この3週間で約4円も下落。
足元は2年9カ月ぶりの水準の113円台
まで進行している。
ところが、13日の参院代表質問で
円安進行の原因と影響、為替安定策に
ついて問われた岸田首相は、
「為替動向についてはコメントは控える」
と、ほとんど反応しなかった。
しかし、この「円安」が、不況下に物価
が高騰する「悪い円安」なのは明らかだ。
金融ジャーナリストの森岡英樹氏
が言う。
「急速に円安が進んでいるのは米国の長期
金利が上昇しているからです。過度な物価
高に対応するため、米国は金融引き締めを
早め、政策金利を段階的に上げていくのは
間違いありません。金利が上がれば、当然、
ドルが買われ、円が安くなる。さらなる
円安が進行すれば、輸入物価は高騰し、
値上げラッシュが予想されます。景気が
低迷する中の“悪い円安”と言えます」
日銀が12日に発表した9月の輸入物価指数
は、すでに前年同月比31.3%も上昇している。
問題は岸田首相が機動的に円安に対応
できるのかだ。
円安の進行を止める有効策は利上げだ。
ニュージーランドは今月、7年ぶりの利上げ
を実施。
韓国も8月、2年10カ月ぶりに利上げし、
さらに11月の追加利上げを検討している。
■輸出、インバウンド依存のツケ
「アベノミクス以来、日本政府と日銀は
円安誘導によって、輸出とインバウンドを
推進してきました。円高には警戒を示し、
事実上の“介入”もしてきた。ところが、
日本政府は、円安への対応はやったことが
ない。岸田首相も“円安介入”との発想は
すぐには頭に浮かばないのではないか。
実際、他国とは異なり、日本で利上げ議論
はほとんど聞こえてこない。対応を誤れば、
この先、大幅な物価高に見舞われ、国民が
悲鳴を上げる事態になりかねません」
(森岡英樹氏)
岸田首相が欠席したG20は13日、
「物価安定のための行動」で一致して閉幕
した。
日本だけ周回遅れになるんじゃないか。
【転載終了】
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年末にかけて、コロナ感染拡大と
併せての不安材料ですね。
現在冬にかけて、灯油価格が高騰
しています。
現在151円/Lみたいですね。
今なら灯油は111円で配達出来そ
うなので、本日配達してもらいます。
ガソリンも200円超になったら
きついですね。