【転載開始】
世界中の株式市場に黄信号が点滅し始めたのかも知れません。
昨日の上海総合株価指数の暴落は人為的株式買い支えが失敗したのが原因ですが、
根本的原因はメルトダウンが始まってきたと言えるからです。
ヨーロッパではドイツ株の急落を招き、ニューヨークダウにも波及したものですが、
金・プラチナ・銅の下落、原油価格の急落、
新興国通貨の下落等々世界中に異変が相次いでいた中、
金融緩和だけで買い上げてきた株式の無謀さが徐々に認識され始めたのです。
アップル株の急落をみてもうアップルは終りとみた投資家が
アップル株を売り急いでいるとすれば、
アップルは世界株式市場の指標のような存在であり、必然的に株式はダメとなります。
金もダメ、原油もダメ、株もダメとなれば残るは債券しかありませんが、
イングランド銀行やFRBの利上げもあり、とても資金を振り向けられない、となれば、
投資家はどこを向いてよいか分からなくなります。
結果は市場参加者が減る中、売りが優勢になり、ダラダラと下落することになります。
上海総合株価指数のように一気に暴落すれば買いも入りますが、
ダラダラとした下げではどこで買ってよいかわからず下げ止まりはしません。
一時的に買いが入りましても戻りが鈍いと見ると更に売り込まれるからです。
上海総合株価指数で言えば3000ポイントの大台割れがあれば、
そこからまた反発するのでしょうが、
仮にその3000ポイント割れで下げ止まりを見せない場合は底抜けとなり、
2000ポイント割れまで一気に暴落していくかも知れません。
壮絶なバブル崩壊となりますが、
日経平均で言えば8000円まで戻る位の衝撃となります。
今はまだ金融市場にはどんよりした雲がたちこめている状態にありますが、
この先雷雲が発達し暴風雨になるかも知れません。
そしてその先には経験したことがない大ハリケーンが襲来しあらゆる金融商品を
破壊していくかも知れません。
10%クラスの暴落が日常茶飯事に起こるようになるかも知れませんが、
人間はそのうちに麻痺して10%程の暴落では驚かないようになるかも知れません。
感覚マヒほど恐ろしいものはありません。
【転載終了】
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上海は8.5%の暴落をしているようですが、
NYやヨーロッパに波及した行き場のない資金が日本に流れることも考えられます。
しかし、安倍氏辞任となれば日本市場も急落する可能性が高いように思われます?
国内投資家は(特に個人投資家)、いまのうちに逃げておいた方がよさそうな気もしますね。
資金の行き先がなくなってしまうかも・・・