総務省発表では、日本全国1748の自治体のうち、
1440自治体で人口が減少しており、その比率は82.4%にもなるそうです。
そして、東京、名古屋、大阪の都市圏の人口が増加しており、
地方は高齢者の死亡に若者の流出が重なりあい、
急速に衰退している姿に感じられます。
地方は都市機能が働かなくなる限界集落になるのは避けられず、
衰退が加速していき、いずれは村、町へと推移し、
行政機能が存続出来ない状態になるところもあるのではないでしょうか?
すでに、学校、病院の統廃合が進んでいますが、
利用者減少による赤字化でバス路線の廃止も進んいて、
地域のインフラが崩壊しつつあるのでしょう。
並行して物価高や増税・・・
地方では需要が少ないために一人当たりの物流コストが高くなりますが、
ガソリン価格の高騰(まだまだ上がりそうです)や公共料金の値上げで、
更に採算が悪化し、これ以上の採算悪化や赤字垂れ流しは無理として、
ガソリンスタンドの廃止やスーパー等の廃止、飲食店の閉鎖が進み、
これで働く場が更になくなり人口が流出していくという悪循環のようです。
特に、目につくのがスタンドの閉鎖ではないでしょうか。
まさに負の連鎖に陥っている状態のように感じます・・・
これが村から町になり、町から市になれば、行政サービスは崩壊します。
空き家が激増し(壊すのに約200万円かかり、更地にもできない)、
住民税も入らず、固定資産税も未納が急増し、
売りたくても売れない不動産・・・
我が家の裏手のお宅は東京在住の方で、2年目でようやく売れました。
前のお宅のご長男に双子のお孫さんができ、
面倒を見てもらえる実家近くがいいと判断したようです。
将来我が家は長男に譲るつもりですので、
歳の近い若い方でよかったと思っています・・・私事ですが!
話を戻しますが、
すでにこの現象は町レベルにまで拡大しており、
例えば、沼津市では「大手企業の支店や工場の閉鎖、大手スパーなどの撤退で、
雇用の場が失われている影響が大きい」と市の企画部がいう。
2014年度の人口調査では、静岡県全体で約2万人の減少(0.5%)だそうで、
裾野の広い関東自動車も閉鎖との話もあるといいます。
静岡県は日本全体の縮図ともいわれているらしく、
いずれ日本国内に広まるだろうとのことです。
安倍政権は、50年先には人口1億人維持と表明していますが、
具体的な施策の公表がほしいところですが、多分移民を含めてなのでしょうか?