【転載開始】

国会答弁で「最高責任者は私だ」と豪語した安倍首相の言葉に嘘はなかったようだ。
本気で自分が独裁者になったつもりで、何でも決めるつもりでいる。
それが露呈したのが集団的自衛権の議論だ。与党協議なんてヤラセの猿芝居。
結局、安倍首相がすべてを決めるのである。いよいよ、手がつけられなくなってきた。

 集団的自衛権の行使については、一応、自公の協議が続いている。
歯止めの文言については、自民党の高村正彦副総裁が「国民の生命、自由、
幸福追求の権利が根底から覆されるおそれがあること」という「条件」を提示、
“おそれ”という曖昧表現で、拡大解釈が可能のように仕向けているが、
公明党は形だけ抵抗を続けている。

 そうしたら安倍首相が14日、「機雷掃海もしっかり視野に入れて議論して欲しい」と
言い出し、ますます、公明党をしびれさせている。

機雷掃海はペルシャ湾を想定したもので、
自衛隊の活動を日本周辺に限定することを考えていた公明党にしてみれば、
「このタイミングでハードルを上げるのか?」だろう。 

 安倍首相が無理難題をふっかける理由は言うまでもない。
与党協議も何もなくて、要は安倍首相がやりたいことはすべてのませるつもりなのだ。

「普通であれば、少しは公明党に配慮する。
しかし、最高責任者気取りの安倍首相には遠慮する気なんてさらさらない。
それがはっきりした発言でしたね。最近の安倍首相はとにかくハイテンションで、
しゃべりだしたら止まらないほど躁状態。周囲も大丈夫か、とハラハラしてます」
(官邸事情通)

 安倍首相が異常なほど元気なのはそれだけじゃない。

■読売の世論調査と「拉致」でますます強気に

「ひとつは読売新聞の世論調査です。
集団的自衛権の是非を問うた際、限定行使の項目をつけたら63%が支持した。
機雷掃海活動には賛成74%です。
で、それ見ろ、国民は分かっている。
分かっていないのはマスコミだ、とこうなった。もうひとつは拉致でしょうね。
とにかく、1人でも2人でも帰ってくるように外務省にハッパをかけている。
これがうまくいけば、内閣は当分、安泰。ますます、強気になったのです」
(政治評論家・野上忠興氏)

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏によれば、
「最近の安倍首相の強気は石破幹事長への対抗意識もある」と言う。
「タカ派の元祖は俺だというアピール」(同)だ。

 恐ろしいのは、そこに慄(おのの)きがみじんも感じられないことだ。
平和国家の看板を勝手に下ろす。自衛隊員は当然、死ぬことになる。
最高権力者であれば、恐れ慄くはずが、安倍首相は機雷掃海を明言したあと、
一族で母・洋子さんの誕生祝いに興じていた。
弟の岸信夫衆院議員の他、その息子でフジテレビに入社した甥っ子も駆けつけ、
高級中華料理を堪能していたのだから、イイ気なものだ。
それとも、この宴は解釈改憲という形で祖父、岸信介の悲願を達成する一族の“前祝い”
だったのか。

 この国の憲法は彼らの酒の肴ではない。

【転載終了】

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拉致被害者は8月に3名が返ってくるといわれています。(未確認情報ですが)

出来レースであった可能性が高いですね?

文中に、祖父の岸信介の悲願を達成とありますが、
その祖父は米国公文書記念館に米国のスパイだったことが公表されているようです。

米国は機密文章を30年で公開する法律がありますから、
30年後には「安倍晋三がスパイだった」と公開される可能性も高いですね。