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【転載開始】

賃金上昇を掲げていた「アベノミクス」は完全に失敗したと言えるでしょう。
厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査 平成25年8月分結果」によると、
今年の8月は現金給与総額が前年同月比よりも0.6%減少し、
産業別では生活関連サービスや鉱業などで4%を超えるような大きなマイナスとなっています。
逆に現金給与総額が上昇した産業は、不動産・物品賃貸業や電気・ガス業とのことです。

また、10月25日に発表された9月の全国消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除くベースで
前年同月比0.7%増となり、物価は4カ月連続で上昇しました。
値上がり品目数は226品目で、賃金減少との相乗効果により、
日本全体の景気は更に悪化する可能性が高いです。

そもそも、アベノミクスで提唱されていた賃金上げのメカニズムは、
円を大量に増刷し、それを国民に渡すことで給与をアップさせるというものでした。

しかしながら、安倍首相がしたことは、
自分達と関係が深い公共事業や業界団体へのばら撒きだけで、
国民には増刷したお金を配っていません。
その結果、国民の所得が増えないまま、円の価値だけが暴落し、
物価が上昇してしまったのです。

自民党がゼネコン業界に政治資金4億7100万円の政治献金を請求していたことを
共産党が追求していましたが、
アベノミクスでばら撒いたお金はこのように回収しているということなのでしょう。

つまり、
アベノミクスで自分と親しい団体にばら撒く⇒政治献金で自民党が回収という感じですね。
これでは国民にはお金が行かず、賃金が上昇しないのも至極当然。
安倍政権は天然でやっているのか、本気でしているのかは分かりませんが、
彼らの誤った経済政策により、
日本国民の安定した暮らしが破壊されたという事は紛れも無い事実です。

*ちなみに正しいデフレ脱却法は、
 労働者の賃金が上がる→商品を値上げしても売れる→結果として物価が上昇する
 という方法です。

【転載終了】

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小渕優子議員等の「賃上げ隊」に、
「来たら追い返してやる」と部品会社の社長が言っているようですが、
「当然でしょうね!」。

政府が口を出すことではないでしょうが、
口出しせざるを得ない状況ということでしょう。
アベノミクスは賃金アップが全てですから。

昨年指摘させていただきましたが、キックバック付きのバラマキでしたね。
まさに指摘通りの「先祖がえり」でした。(笑い

アベノミクスは、円安で100万ドル資産家130万人も消滅させていますし、
クレディ・スイスによると日本全体で580兆円が失われたようです。
貿易赤字も解消されません。

しかし、一番心配なのは増税によるスタグフレーションです。
スタグフレーションは家計を直撃します。
特に、非正規など低所得者には苛酷です・・・
不況による雇止めもあり得るからです。

アベノミクスを支持する方がわかっていないのは地域格差です。
大手企業が集まる都市部は賃上げも可能でしょうが、
地方は賃上げなど無理です。

地方から不況の影が広がるのではないでしょうか?