産業競争力会議で、
「アベノミクス戦略特区」なる規制緩和エリアの導入が話し合われたそうだ。
政府が6月にまとめる成長戦略の柱にもなるらしい。
特区を足がかりにして経済を上向かせ、国民を豊かにする。
ということらしい。

 戦略特区は、3大都市圏を対象にしていて、
例えば東京では、都営のバスや地下鉄を24時間運行にするとか、
海外の医師にも医療行為を認めるといった規制緩和案が検討されるそうだ。
大阪では法人税の大幅引き下げやカジノの整備。
愛知県では外国人の在留条件を緩めるというアイデアが出ているとのこと。

24時間運行すれば、タクシー運転手が大量にあぶれる可能性が高いし、
外国人の医師が日本人のお年寄りと深いコミュニケーションを取れるのか。

 ちょっと考えただけでも、社会が混乱するというか、
サラリーマンは「ホワイトカラーエグゼンプション」と合わせて、
労働奴隷になるのではないだろうか?

 旗振り役の竹中平蔵氏は、
「日本を世界一ビジネスしやすい国にする」と言っているそうだが、
竹中氏は、小泉政権時代に急激な規制緩和を導入し、
雇用や社会、コミュニティーを崩壊させた(格差社会をつくりだした)。
要するに、米国金融資本の手先なのです。

このことは、小泉政権で国民は認識できていると思っていたのですが?