福島第1原発の基本設計を担当した米GE社の元設計士・菊地洋一氏が注目すべき発言をしています。
原発の建屋についてです。
「福島第一の最上階の建屋は、実は非常に軽く簡素な作りなんです。
内部で大型のクレーンを動かすため、柱を立てられない。
そのため、外壁や天井を軽く作る必要があるんです。壁はプレハブ。
天井は折り曲げたブリキの板の上に、軽量コンクリートを打ち、
その上から防水シートをかぶせて砂をまいた『砂付きルーフィング』です」
何と、原発建屋の最上階部分はプレハブに近いものだったというのです。
内部空間を広く使う必要上こうなったというのですが、
地元住民はこのことを知っていたのでしょうか?
建築工法の知識が多少ないと、説明されても解らなかったことでしょう。
プレハブ同然と知っていたら、建設に反対したのではないでしょうか?
(これを聞きつけたマスコミも建設反対の大キャンペーンを展開したはずです)
こんな危ないものを作ったGEと、それを許可した政府の責任は免れません。
尤も、彼らは原子炉格納容器が堅固で、何重にも防護されているから通常は大丈夫で、
今回はレアケース又は管理上のミスとして逃げてしまうでしょう。
(特にGEが責任を取るとは思えません)
菊地氏は、3号機で起きた「水素爆発」についても疑問を呈しています。
「同じ原子炉なのに、壊れ方がほかとはまったく違う。
3号機だけが熱でグニャグニャに曲がっているでしょう。
アメ状に折れ曲がっている。これは、明らかに水素爆発ではありません。
何らかの理由で鉄骨を溶かす800度以上の超高熱にさらされ、鉄骨の骨組みが溶けた。
水素爆発では、ここまでの事態にはならない。
何かもっと重大な事態が起き、それがいまだに報告されていないか、
誰も正確に事実を把握していないのでしょう」
・・・・・・・
本当なのだろうか?