美術館で運慶の仏像5体が展示。数年前に国宝展がじゃい際された時にも見物したが、今回は三浦半島に在する常楽寺に限定した。
メインは阿弥陀如来・・念仏を唱えれば救われる。
サイド観音菩薩・・・・慈悲の力で救われる
勢至菩薩・・・・知恵の力で救われる
これを阿弥陀三尊と言う。
その両脇に一対の怖い形相をした仏像が。赤色の炎を背から放出している。もう一対は邪鬼を踏
んでいる。前者は不道明王・・・・道を外れた人を正しい道に戻す。怒りの表情
後者は毘沙門天・・・・・・・・・金運が向上する????
毘沙門天は七福神の一人。当時は戦いや感染症など安心安全に過ごせない恐怖が支配していた時代。武士の台頭の時代に創作した仏像である。
この仏像は寺社で見ることは出来るが、裏側からは見れない。美術館では裏側の詳細は分からないが、付属品がどのように接続されているか分かる。
この仏像は「運慶」作であるが、仏師分業にて完成している。「運慶」は主要な設計と仏師の統括を行っていた。
工芸の世界も工房がありチームワークで素晴らしい作品が出来る。ガス工房や輪島塗も分業化していつまで見ても飽きない芸術作品を創作する。
時空を超えて思いを伝えらる作品は何時間も飽きがこない。これは作品が素晴らしいだけでなく、鑑賞する個人の感性が素晴らしいから・・・と思う。
de 非宇宙人