大学③(名誉教授か迷惑教授か) | ab5fcのブログ

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九州大学の教授がライブハウス「オールディーズ」にて接待してくれた。

グループサウンド時代をカバーする。予約制で50人程度の小さなダイニング・バー。

 

時間制でなかなか予約が取れずいたが、毎年九大に行くのが恒例となっていた。

出張名目は仙台の大学教授の講演・セミナーなど。名目は名目。実質はゴルフ合戦である。

 

ゴルフにはチョコレートを掛ける不文律がある。1ストローク100円と博打にならない金銭のやり取り。学者は名誉を重んじる。名古屋大学の教授を交えて、ブルガリの高級時計を分担して

 

購入して優勝者が次の合戦まで所持する決まりとした。この決まりでブルガリは北に西に移動した。名古屋大学の教授が急死をした。三人となったが、決まりは引き続かれた。

 

この縁は長き続き、仙台の教授が名誉教授になった。名誉教授は長く大学に教授として奉職しなければ与えられない称号である。

 

何回も九州に行くたびにオールディーズの予約が取れた日時をベースに日程が組まれた。丁度名誉教授になった年、会食でしこたま酔った名誉教授が大声で「一番遠くから来た、仙台の

 

名誉教授だ」と喋りまくった。バンドマスターは歌もうまいが口の方は更に上手。名誉教授は聴衆の顰蹙(ひんしゅく)を買っていた。バンマスの一声で、雰囲気が好転した。本人は黙り、

 

聴衆は大笑い、同行者は安堵した。

 

「何が名誉教授だ、迷惑教授だろう」

 

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