産業革命は蒸気機関の発明によって起こった。英国人ジェームス・ワットの特許による。
ワットはWattでエネルギーを表す国際単位。
例えば電球の60Wとの表記。Wは必ず大文字で表記。国際規格なので正確な表記が必要。
蒸気機関を正確に理解している人は少ない。また興味もない。産業革命はインフラの発明を促した。この発明は石炭炭鉱の排水ポンプの動力に起源する。繊維産業、鉄道(蒸気機関車)
船(蒸気船:黒船)は知るところであるが、それらの機械設備を作る機械に蒸気機関が活用され
た。また鉄を鍛造(叩いて造る)する工作機械が発明された。
この発明者は英国人ナスミスである。ノーベル賞に値する発明。
この発明により鉄は強靭な強さを持ち、かつ鉄を自由な形に成型が可能となった。
1843年のことで、フランスとの特許争いに勝利して特許を得た。蒸気の力で重い鉄槌を上下に動かして、真っ赤な鉄の塊を何回となく叩く。刀鍛冶と同じ原理。
この機械はオランダの会社から三菱長崎、島津藩が黒船の修繕のために輸入した。黒船の修繕にはドライドックが不可欠のために効果的な修繕は出来なかった。
徳川幕府は欧米の進出に脅威を感じており、オランダに依頼して近代造船所を東京石川島に計画を決定した。オランダは当時技術力も経済力もなかった。既に開国していた幕府はフ
ランス国公使ロッシュの提言により横須賀の地に造船所建設を決定した。フランス人技術者ベルニーがその任に当たり1865年に工事を開始した。慶応元年11月の事。この工事の完成は明治
4年(1871年)である。幕府と約束通りの期限で完成させた。ドライドックは国の重要文化財であり、米国海軍横須賀基地内で現在も稼働中である。(最近は使われてない?)
この造船所は横須賀製鉄所と言われ、莫大な費用で造船機械を購入した。すべての工作機械は蒸気発生器(ボイラー)の蒸気で駆動した。鉄を溶かす溶解炉、鉄を加工するスチームハンマー
加工された鉄製品を成型する工作機械などなど。横須賀駅の近くに当時のスチームハンマーが保存されている。戦後米国海軍の基地になったが、艦船の処理にこのハンマーは使用されていた。
国重要文化財に登録されているが、オランダ製とある。事実はオランダ経由にて輸入されたの英国製。機械学会HPで「機械遺産の指定事項」はイギリス製と変更済。
輸入した工作機械を国産化するために明治政府は東京の芝浦(赤羽)に工場を建設して国産化を推進させた。
これは小栗上野介の力によるもの。横須賀市の開祖としてベルニー公園に銅像がある。
明治政府は彼を罪人として斬首してしまった。明治政府は明治10年までは脆弱な政府。
イギリスの支援に切り替えた。オランダ、フランス、イギリス、アメリカの支援により
日本の今がある。
フランスの支援は天からの恵み。日本の近代化が一気に促進した。
徳川幕府が日本の近代化に貢献した。
話は尽きないが、鍛造は人間も強靭な物・人を作る。人間を鍛錬しすぎるとパワーハラになる。機械は鉄を鍛錬すればするほど強靭になる。
鍛造機の規模が大きくなった。叩かれても叩かれてもしぶとく生きて来た昭和人。老人と呼べないくらい元気。健康年齢が上がったが、今の若者がそうなるとは限らない。
resilien社会を日本人は望んでいる。スチームハンマーのような具体的な鍛造機が不可欠になっている。この具体的な内容は何か。防衛力の強化ではない。
松下村塾似て育った教育と教養と国際経験豊かな人材が強く望まれる。・・おもろくない・・・
鍛錬が薄くなった最近。叩かれても破壊しない次世代への期待はなんだろう?
チョコっと考えると別の意味の強靭性を持った人間が生まれて来た。コンプライアンスを巧みに語り自己の正当性のみ主張する。人間性をなくした知恵を持った人間が浮上した。
また江戸幕府の封建・官僚主義が蔓延して来た。新たな黒船来襲を懸念。ロシアの侵攻、イスラエルの爆撃、中国の強引な海洋進出などなど。日本も巻き込まれる環境。
Smartな鍛造機を探したい。そう遠くない時点に出現する予言する。
今年中に新たな希望が生まれると信じている。
de 非宇宙人