東京湾の入り口、房総半島が近く見える浦賀に江戸時代に建てられた「灯台」がある。燈明堂と呼ばれていた。今は復元された燈明堂があるが、江戸に向かうみかん船を積んだ千石船が座礁

を回避する。燃料は菜種油? 松根油などバイオマスであった。冬の東京湾は澄んでいて、エーゲ海の緑とはいかないが、マリンブルーの景色。対面は房総半島、鋸山が良く見える。

この燈明台はフランス人ヴェルニーが横須賀製鉄所(造船所)と共に西洋式の近代灯台を観音崎に建設した。1869年のこと。

現在の灯台は3代目。なぜ西洋式と古来の燈明台と区別するのかは「レンズ」を用いたところ。光源を作る燃料は灯油で、現在のジェット機に使われている燃料と同じ。
また木造から「レンガ」で作られた灯台で「レンガ」には「ヨコスカ製鐵所」の刻印がある。
今の灯台は電球からLEDに。レンズは1枚レンズで複数の組み合わせレンズでフランス製フレネル式レンズと呼ぶ。このレンズはは遠距離まで光が到達できる。
このフランス式灯台は東京湾に計四基建築された。房総半島の先端には野島崎灯台もヴェルニー
が作った灯台である。
西洋式灯台はイギリス人技師ブラントンが招聘され、多くの洋式灯台を日本各地につくった。ブライトンが最初に手掛けた灯台は和歌山県の樫野崎灯台で明治3年の事。
日本最初の回転式西洋灯台である。浦賀に復元された燈明堂は訪れる人は少ない。灯台は船の安全航行には欠かせない技術。光は遠くまで届かない。西洋式灯台には及ぼないが、江戸に運ぶ
荷物を安全に運んだ。これを人間社会に展開すると、台風を起こす人が居る。マナーが悪く人を不愉快にする人がいる。不愉快にする前に安全な航路を示せば、みんな不愉快な思いはしない。
新幹線も飛行機も座席の感覚は狭い。設備を理由に不愉快さを解消すると乗車賃が高騰する。これは困る。座席のリクライニングを少しづつ倒して、相手を意識させずに倒していく提案が
された(passive observation)。動物の心理を加味したマナーを超越した知恵のある行動。飛行機は乗車時に安全チェックがあるが、日本の新幹線には安全チェックがない。
隣に、前後にどんな人が乗っているか分からない。つい声をかけてしまうが、今はこれは見知らぬ相手とのコンタクトを強要している思う人が多いようだ。アメリカ人は通り過ぎる人は
「敵」の可能性があるので、「必ず言葉をを交わす」「What's up? 」と会釈する。これは「敵」でないとのアメリカ人の風習日本人は最初は馴染めないが、慣れてくると自然にアメリカ人と
すれ違う時に言葉が出る。
日本人の基本は全員が「味方」との前提があるのだろう。スマホ時代、掛声がスマホになって来た。灯台も昔は灯を絶やさないために灯台守が駐在。今は無人。また灯台がなくともGPSで
安全航路が分かる。時代と共に「安全」の仕組み、「マナー」の仕組みは変化してくる。時代に即した対応が求められると思う。「精選マナー昭和人必携」を誰かが纏めて貰いたい。
必ず買う。
de 非宇宙人