ab5fcのブログ

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エコと生活力を向上に向けたブログ博物館を試作中

昭和百年を節目に戦後をかたる生き証人の証言が出始めて来た。

昭和40年代の高度経済成長のより引き起こされた公害問題の証言は少ない。

 

少しばかり記憶を辿りながらブログしたい。

 

戦後の目覚ましい経済の復興の光と影。給料は毎年アップに次ぐアップ。高度経済成長は消費

の時代。100均ではない、消費が美徳の時代。生活態様が便利で高度化した。

 

水俣病が起きた。トム・クルーズの映画「MINAMATA」は地味だったが、世界に水銀中毒の恐ろしさを伝えた。水俣病の発生の恐ろしさは工場からの排水中の水銀を肴が食べ、

 

その魚を継続して食べた

 

水俣市民が水銀中毒を引き起こす、水銀の直接被害ではない。そのため奇病として原因がつかめなかった。熊本大学がその原因とメカニズムを発見した。残念ながら行政は学者の言うことを

 

認めず、汚染は拡大した。神通川流域では「イタイ、イタイ病」が発生した。工場からのカドミ

(Cd)に引き起こされる奇病。工場からの無規制の排出により、引き起こされる住民の被害

 

を公害と称した。公害とは公の被害と聞こえる。「公害白書」は「環境白書」に名称が変わったが、経済の発展を前提した政策的な言葉である。公害はpublic polution ではなぃpolution.

 

水質系は工場の排水。東京湾は家庭からの排水によりプランクトンの餌となる窒素を規制なく輩出して、海と川を汚染した。赤潮を生じさせて魚が窒息死した。(鰓にプランクトンが詰まる

 

ため)。工場は大気を汚染した。四日市ぜんそく、川崎ぜんそくなど工場からはもくもくと黒煙を出して、硫黄酸化物は呼吸系の病気を生じた。

 

校庭で遊ぶ子供が天気の良い日に目がチカチカし、気管支系疾患を引き起こした。この原因は窒素酸化物と揮発性物質が太陽の紫外線により「光化学スモッグ」を発生し、その物質が原因。

 

原因を特定するまで時間が要して、その対応が後手に回った。水質、大気の規制は事業者に、年々厳しくなり、その除去装置の設置を余儀なくなった。複合汚染の言葉が流行となった。

 

東京湾の魚は臭くて、海水は汚染されて透明度がなくなった。規制強化した結果、東京湾に回復した。釣り魚は食べられるようになった。

 

人類は痛い思いをしないと本気と覚悟が生み出せない。半歩でも良いから先を見る政治家の輩出はない。

 

公害は昭和だけではない。明治の近代化とともに生じている。明治時代は鉱山開発に伴う足尾鉱毒問題。公害問題は終わていない。開発途上国は日本と同じ運命を頼っている。

 

安く商品委は環境汚染を引き起こした製品が混ざっているが気が付かない。安くて料品だけが判断基準ではない。艦橋を評価して輸入はしていない。

 

今は地球温暖化による気候変動問題。地域の環境問題が国際的になった。痛い思いはまだ感じない人が多い。今年の酷暑。海水の温度上昇は日本を熱帯化している。それだけではない。

 

想定外の災害が起こる不安がある。来年も酷暑が来るのか。寒い寒い冬が今年来るのか不明。

ふと思い出してブログしたが、体系的にまとめる時期が来た。

 

de 非宇宙人

車の公害を書き忘れた。