仏教詳解
【仏教詳解】歴史・教学・経典・風俗まで仏教のすべてを多角的に解説仏教の習俗と行事*彼岸、春分と秋分に法要を営む日本独自の仏教行事暑さ寒さも彼岸まで二十四節気の「春分」と「秋分」を境に厳しい寒さや暑さが緩み、1年でもっとも過ごしやすい季節が到来する。二十四節気とは、季節の変わり目を24等分し、それぞれに名称を与えたもの。春分、秋分のほかに、立春・啓蟄・立夏・夏至・立秋・立冬・冬至・大寒などがある。「彼岸」というのは、サンスクリット語の「パーラミター」の訳で「向こうの岸に渡る」という意味がある。煩悩に満ちた「此岸」から、苦しみから解放された「涅槃」の世界に到達するという、そんな仏教の教えが元になった言葉である。それが春分を「春彼岸」、秋分を「秋彼岸」として仏教行事として定着させたのは、日本独自の文化だ。つまり、彼岸という仏事は日本にしか存在しない。それではなぜ、春分と秋分に彼岸会が営まれるようになったのかというと、諸説がある。ひとつは、昼と夜の時間が等分になり、太陽が真西に沈む春分・秋分に日没の方向に臨むと、そこに阿弥陀浄土が見えるという説。もうひとつは、仏典では「八王日」に善行を修めることが勧められていて、その教えに基づき、春分・秋分に法要が営まれるようになったという説。さらに昼夜等分の春分・秋分は仏教が説く「中道思想」にかなっているから、という説もある。いずれにせよ、四季がはっきりしている日本ならではの行事が彼岸といえる。◎春分・秋分の彼岸、先祖を思い感謝する日にしたいですね。一乗会本部教会のホームページhttp://ichijo-123.net/