『今を生きる』

 

喜びは苦難のはてに

日蓮聖人のお顏

初対面で忘れがたい印象を残す人がいるものですが、とりわけその顏つきに大きな印象を残すものです。

そこで今日は、日蓮聖人と対面して、そのお顏のつくりを分析してみましょう。もったいないことですが、毎日、聖人のお顏と対面していますので、いつのまにか抜き難い印象が築かれています。きっと皆さんも、それぞれが聖人へのイメージをお顏を通しておもちになっておられましょう。

 

 

聖人のお顏といいましても、当然、写真などありませんから、木造や画像で対面する方法しかありません。木造では池上のお祖師さま、画像では身延や玉沢や中山に残されているものが、最もすぐれ、また、由緒もあります。今日では、これらの写真集もたくさん出版されておりますから、容易に拝見することができます。聖人のお顏の輪郭はフックラとした円福です。

眼は大きく澄んだ切れ長。額は広く口はキリリと引き締まっております。

鼻は高くどっしりとしており、耳はいわゆる福耳です。眉毛は太くたくましさを伝えております。おつむは円い円頂で、日蓮頭ともいわれております。

 

 

これらの全体を通しての印象は頭脳は明せきで緻密、行動は決断力に富み豪胆、心は慈愛に満ちて涙もろく、正義感にあふれて包容力抜群であったと想像されます。お顏ばかりでなく、身の丈も肉付もたくましく、がっしりした体格であったことは、木像や画像を総合すれば

すぐ判ります。以上のことは厳密には想像に類することですが、右の要素を事実をもって証拠づけるのが、聖人のご一生であります。

 

 

おびただしく残された著述やお手紙を通して、聖人のお人柄、性情などが生のお声を知らせるように百パーセント伝わってまいります。そのすずやかな目は何といっても抜群で、私共が仰ぎ見て余りあるものがあります。

こうした日蓮聖人の慈愛あふれるお姿に導かれて、信仰増進に励んで参りましょう。

 

◎日蓮聖人の「我、日本の柱とならん、我、日本の眼目とならん、我、日本の大船とならん」の三大誓願をもって法華行者となられました、魂を受け継ぎ行法を続けさせて頂きます。