『今を生きる』

喜びは苦難のはてに

除夜の鐘

深い夜のしじまをぬって、除夜の鐘

鳴り響いています。

この鐘の音は身延山からあなたの所におとどけしています。

静かに鳴り渡る除夜の鐘

に耳を傾けながら、行く年の日々を思いおこし、煩悩のアカを洗い流して、がある来る年の幸せを願いましょう。今年も色々なことがあったでしょうね。

苦しいこと、辛いこと、悲しいこと、喜びも悩みも、こもごも体験されたことでしょう。人はみんな迷いのなかを生きています。仏さまは、人間には百八つの煩悩がある、と言われています。自分の欲望を充たすために、人を不幸にさせたことがなかったでしょうか。自分さえよければ、と考えて人を傷つけ、多くの人のお蔭で生きていることを忘れたことはなかったでしょうか。家族やみんなの幸せを願い、み仏の教えに従って心ゆたかに向上してゆく毎日を送ることができたでしょうか。

 

 

日蓮聖人は「迷うは地獄、悟るを仏といい、それはすべて私たちの心の中にある」と語っています。

泥沼の中から、蓮華は浄らかな白い花を咲かせますね。それは煩悩の泥沼に染まらないで、浄らかな心を持って生き抜くことです。

除夜の鐘も、煩悩の暗やみを取り除いてゆくことなのです。

私たちは行く年を謙虚に反省し、来る年に幸せの光がそそぐことを願い、明るく浄らかな生活をおくるよう誓いをあらたにしたいものです。

 

 

今年は日蓮聖人が亡くなられて八百年、この年の除夜の鐘には慈しみの心をこめて、幸せの光と心の浄らかさを目指した日蓮聖人の心が込められています。日蓮聖人が鳴らす平和と幸せを願う鐘の声です。

この除夜の鐘を聞きながら、来る年がよい年でありますように、そして、私たちすべての幸せを一緒に祈り誓いあってゆきましょう。

 

◎みなさん、今年はどんなとしでしたか、人間の欲により愚かな戦争が起こり罪のない人たちが尊い命が奪い取られています。

今こそ仏の教えを信じ立ち上がり戦争の無い安穏な世界を作りましょう。

そって幸せになりましょう、これが仏の願いです。