「名僧とは何か」

永遠なる救いを求めて

歴史を動かした名僧

たべもの仏教史

せん茶を一杯。お代はご随意に

せん茶を庶民の間にひろめた売茶翁は、その号からして風流の茶仙でああった。宇治黄檗山万福寺の僧元昭のことで、別名を高游外ともいう。

 

花見や紅葉など、四季おりおりに京都各地の名所に茶道具かついで出かけては客にせん茶をふるまい代金をもらった。

売茶翁の熱心なせん茶の普及活動もあって、元禄の頃になると、せん茶は町人の間に広く浸透し、家庭茶の習慣として定着していく。

 

以来、食事に茶はつきものとなり「日常茶飯事」と言葉が生まれるくらい、日本人の生活に不可欠な民族的な飲みものに成長した。

 

◎宇治黄檗山万福寺の僧元昭であり売茶翁によって広められました。そして今もせん茶を楽しめます、有り難いことです。