「名僧とは何か」

永遠なる救いを求めて

 

たべもの仏教史

女官さんは唐菓子がお好き

仏教の伝来は、さまざま」な文物を日本にもたらしたが、その中の一つに唐菓子がある。

名の通り、中国から製法を学んだもので、仏前への供物として、花や香と共に入ったが、奈良・平安時代になると神饌として用いられるようになり、貴族社会の嗜好食としても珍重されるようになっていく。特に、女官たちの間で人気を呼んだ。

 

米や麦の粉をこねかため、整形して蒸し、油で揚げたものが多かったが現在の団子や餅類なども、その中に含まれている。

唐菓子が伝来する以前は、折々の果物やこれを干したもの、さらに木の実などを間食用にあてていた。

(菓も)(果)も、本来は(果実)のことで子はタネ(木の実)をあらわす。これらの自然菓子は、木菓子、干菓子とも呼ばれた。

 

原料が穀粉と油だけに、間食というより、軽食か主食としても立派に通用する。肉を断ちをしている僧にとっては、貴重な栄養源であった。

 

◎仏教伝来と同時に中国から色々な文化が入って来ました。

そして現代は飽食の時代となってお金があれば何でも買えます。

しかし命は買えません、命を頂いている御仏さまに感謝して過ごしていかせて頂きます。