「名僧とは何か」

永遠なる救いを求めて

歴史を動かした名僧

たべもの仏教史

 

空也上人考案の健康食品「大福茶」

 

空也の踊念仏は史上名高いが、薬茶として今なお珍重されている「大福茶」の創案者であることはあまり知られていない。

大変な行動派で、人出の多い市のような場所に連日のように出向き、胸にさげた金鼓を激しく打ち鳴らし、おもしろく踊ってみせながら念仏即浄土の教えを説いた。「市の聖」とも呼ばれた、住所不定の僧である。

 

村上天皇の天暦五年、京都の町に疫病がはやり、病人や死者が大道にあふれる有様となった。

悪病退散にのりだした空也は、十一面観音像を作って死人をとむらうと同時に、せんじ茶の中に梅干とコンブを加えて、これを供え、患者にも配って飲ませた。

 

そのおかげで、さしものの悪病もおさまり、大衆は狂喜して空也の後について踊りまくったという。

この大福茶は、元旦に用いる縁起のよい茶として今なお人気が高い。

 

◎空也上人立像、口から出る不思議な物体は空也上人が魂を込めて唱えた念仏が阿弥陀さまに変わったと伝承されています。

私も唱えるお題目、魂を込めて唱えさせて頂きます。