「名僧とは何か」

永遠なる救いを求めて

歴史を動かした名僧

不世出の傑僧

 

蓮如

蓮如は生涯に五度結婚し、十三男十四女をもうけた。

最初の結婚は下総守平貞信の女「如了」とであり、蓮如二十八歳の時である。この年に長男順如が誕生し、のち如了との間には如慶、蓮乗、見玉、蓮綱、寿尊、蓮誓の三男三女をもうけて、如了は康正元年十一月下旬に世を去った。

二年後の長禄元年六月には蓮如の父存如が六十二歳の生涯を閉じた。

 

存如の没後、本願寺第八代の法主職を継職する問題が表面化し、如円との間にさまざまなあつれきが生起したのも当然であった。蓮如四十三歳、如円の実子応玄二十五歳の時である。

存如の葬儀に際して、如円は応玄を法主代理として立て既成事実を作った。この如円の巧みな戦術によって、本願寺の血縁である一家衆をはじめ、各地の坊主衆等は応玄に加担することになった。

 

本願寺第八代の法主の地位を手中におさめたかにみえた応玄の継職に疑義を唱えた男がいた。蓮如の継職を強調した。

その男こそ、存如の弟、蓮如の叔父にあたる如乗であった。

 

◎釈尊は王城の王子として生まれ何の不自由なく暮らせる身でありながらすべての地位・名誉・財産を城に残し一切衆生の救いを求められ悟りへの道を歩まれ膨大な法門を残されました。仏の慈悲により私たちの幸せを頂いております感謝させて頂き法華経を人さまに伝える行いをさせて頂きます。