「名僧とは何か」

永遠なる救いを求めて

歴史を動かした名僧

不世出の傑僧

 

蓮如

「不幸な生いたち」

人間の出生には、自己の選びを全く許さない残酷さがある。

しかし、この事実を後の人生にいかに機能させるかは、その人間自身の生きざまにかかっている。

 

不遇な誕生をした蓮如は、その恵まれざる環境の故に人一倍の苦労を強いられた。しかし、その辛酸が中世宗教史に位置を占めた蓮如の母胎であったと言っては、言いすぎであろうか。

 

応永二十二年聖冏が江戸小石川に草庵を建て、延暦寺の僧兵が日吉社の神輿を奉じて強訴する、といった年の二月二十五日、本願寺存如とその召使の女性との間に蓮如は誕生した。

存如が二十歳の年、その長男として生を得たが、母の素姓等の問題もあって、周囲から祝福をうけるといった性質の出生ではなかった。

 

◎子は生まれる時、親を選べない、親は子を生む時、子を選べない。

すべて因と縁によって形成される。

私も因と縁によって、この世に生まれさせて頂きました。

この喜びを感謝させて頂き役目を達成できるよう努力させて頂きます。