「名僧とは何か」

永遠なる救いを求めて

東と西の庶民信仰

 

食べもの仏教史

饅頭は、中国から伝来した蒸し菓子の一種であるが、これほど大衆受けした「餡物」も少ないだろう。

 

 

日本に入ってきたのは、いまから六百四十年ほど前の暦応年間、京都建仁寺の二世龍山禅師が宋の国へ留学したとき、禅師の徳を慕い、現地で仏弟子となった林浄因は、師の帰国にしたがって渡来し、日本に帰化した。

 

饅頭作りの名人だった浄因は、姓の塩瀬とあらためて奈良に住みつき饅頭を作って渡世とした。

中国の饅頭は、羊や豚の肉を用いたが、浄因は日本の民習にあわせて餡を用いることで工夫した。

砂糖はすべて輸入品で高貴薬の時代だから当初は塩餡だった。

 

◎多くの僧侶が渡来されて文化を広められました。

現代は飽食の時代で必要とされるものは手に入ります、あらためて「小欲知足」を考えたいです。