「名僧とは何か」

 

三塔十六谷

最澄の没後、比叡山は初期の人々の努力よって基礎が固まり、教学の分化発展に応じて教団としての発達をもとげる。

横川が開発されると東塔、西塔と併せて三塔と呼ばれ、地形によってさらに十六谷に岐れる。

山上の伽藍や山坊に所属しており、それぞれに流儀、流派を立てて相競いつつ千二百年の歴史を経てきた。

 

その間、藤原時代から鎌倉時代にかけて、比叡の学林で、まず十二ヵ年の基礎学力をつけてから山を下り、いわゆる民衆仏教の先駆者となって他宗の開祖として崇められている人々は多い。

 

最澄の提唱した常行三昧の思想と円仁や源信の流れを汲む浄土教的な展開はやがて他力念仏宗として大きな発展をとげるが、臨済と曹洞という日本の二大禅宗もまた、その源は同じく唱えた常行三昧という比叡山の止観に源を発している要素は少なくない。

 

いずれも円・蜜・禅・戒といった最澄の抱擁力のある学風をうけて展開させた日本天台の多様性に基づくものである。

 

◎日蓮上人も比叡山の横川で修行され法華経を最尊最上とされ「南無妙法蓮華経」を弘通された。

私も仏様(釈尊)教えお題目の唱題行を続けさせて頂きます。