「仏教名言60の知恵」
生老病死の悩みを癒す
只今を大切に、最善を尽くす
*毎日の人生を実り豊かに生きる
最近のテレビは、毎日のように長寿のための健康法の番組が花盛りである。
視聴者にとっては、できればそれらの教えを忠実に実行して人一倍長生きし、健康になりたいと願っていることだろうが、たいていは三日坊主で、いつのまにやら持病が再発し、薬や医師のお世話になっている人が多いのではないだろうか。だいたいそれらをいちいち実行していたのでは体や時間がいくらあっても足りない。
たしかに誰にとっても禁酒禁煙を実行し、甘辛の食べたい好物をひかえ、運動にこころがけることは健康によいことは百も承知だが、それらにいちいち気を遣い、したいこともしないで少しくらい長生きしたところで、はたして本当に自分にとって幸せなのかどうか考えさせられる。
そうかといって勝手気儘に暴飲暴食をすすめるわけではない。
健康法もほどほどにしたほうがよさそうだ。
「ビルマの竪琴」で有名な作家の竹山道雄氏は、老いと死について次のような随想を記している。
ある老人が「あなたの病気はガンです」と医師から宣告されて、日増しに元気を失い、奥さんが心配して、死についての覚悟と余生を生きる慰めや励ましをうるべく、カトリックの神父を招いたそうだ。
神父は老人に永遠の命について語り、そこに入る準備のための儀式を執り行った。すると老人はかえって意気阻喪して衰弱していった。
困った奥さんは、今度は知り合いの禅僧を呼んだ。
この禅僧は病人の枕元に座ると、「ああ、死んだって生きたって同じことだ。酒を飲もう。天ぷらを食おう」といって、愉快な酒宴を始めた。
そうしているうちに病人は楽しい気になり、和尚の話に耳を傾けるようになった。そうして医者の考えたより長生きして安らかに死んだ、という。
◎私が医者より余命何年と宣告されたらどうするだろう?
すべてを御仏(法華経)に託して日常生活を続け天命を待ちます。
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