「仏教名言60の知恵」
生老病死の悩みを癒す
病の悩みを克服する名言
出逢いが人を変える・・・書家の詩句
先年亡くなられた書家の相田みつをさんは、幼少のときから経済的、肉体的、精神的なあらゆる辛酸を舐め、絶望のどん底に突き落とされたが、たまたまそんなとき、短歌の会で出会った武井哲応老師という禅僧によって心機一転したという。すなわち、そのときに師から、「あってもなくてもいいものは、ないほうがいいんだな・・・この歌なあ、下の句は要らんなあ・・・」と批判され、それ以来、何か迷ったときには、現実には、そう簡単に捨てられないが、「あってもなくてもいいもの」を捨てることに努めたそうだ。
この相田さんは、その後、武井老師の許で参禅したが、そこでわかったことは「欲望と迷いのきりなく深い自分がわかった。いざとなると、弱くてだらしない自分のことがわかった。自己顕示欲と自己嫌悪と、うらおもてに交錯する自分の心の中がわかった」と述懐し、「そのときの出逢いが」という次のような詩句を詠んでいる。
出逢い、そして感動
人間を動かし人間を変えてゆくものは
むつかしい理論や理屈じゃないんだなあ
感動が人間を動かし
出逢いが人間を変えてゆくんだなあ
はたして私たちはほんとうに人と出逢っているのであろうか。しかしながらふとしたことがきっかけで、心の底からゆり動かされるような感動の場面や、素晴らしい人物との出逢いがあるはずである。
ただ忙しい生活にかまけて、そうした機会の巡り合いに気づかないだけなのだ。
◎この世の中で素晴らしい縁ある人に出逢いがありながらも見過ごし通り過ごしている現状を反省させて頂きます。
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