「仏教名言60の知恵」

生老病死の悩みを癒す

生の悩みを克服する名言

 

苦労ははたして報われるか

 

古めかしい言葉の中に真実あり

大学の講義を受け持ってかれこれ三十年近くになるが、その間、学生の受講態度も最近ではずいぶん変わってきたことに気づく。というのは、一部ではあるが、講義を平気で休んだり、その最中に遅れてきたり、私語を交わしたりする学生がおり、こちらの講義に工夫が足りないのかと反省し、なるべく学生のニーズや興味を引くように心がけているつもりであるが、一向に改まる兆しがないからだ。

 

そんな学生に向かって「若いときは苦労は買ってでもせよ」といって宿題や試験を課したり、「我慢して聞くのが礼儀だ」とか言ってたしなめたりするが、快くしたがい、聞く耳を持つ学生が少なく、ときには癇癪を起したくなってなってしまう。

 

しかし、ここで怒ってしまったら教師としては失格だと自分に言い聞かせ、ときには冗談や笑い話を交え、講義を進めている今日この頃である。

 

おそらく学生の立場に立ったなら、「なぜ、そんなに苦労して勉強しなければならないのか」とか、「成績が悪く落第したとしても、それは自業自得なのだから放っておいてくれ」とか、「社会に出てからは厳しい風に当たるのだから、せめて学生時代はモラトリアムで遊ばせてくれ」とでも言いたそうな様子だ。

 

親のすねを齧り、経済的に不自由のない恵まれた生活をしていると、「何を好んで苦労する必要があるんだ」という気分になるらしい。

今日ではお金さえ出せば何でも欲しいものが簡単に手に入り、苦労する必要がなくなってきている。

 

「当然だと思う気持ちにはけっして感謝の念は湧かない」。

 

◎何事にあっても、無事に過ごせることを当然と思う心を反省させて頂き仏さま日夜の守護加護を喜び感謝させて頂きます。

 

一乗会本部教会のホームページ

http://ichijo-123.net/