「仏教名言60の知恵」
生老病死の悩みを癒す
生の悩みを克服する名言
人生の貴重なお手本
光を灯してくれた男との出会い
この人は幼少時の事故で手足をもぎとられ、それ以来、周囲の人から「ダルマ!ダルマ!」と渾名で呼び捨てられていたが、本人は気にすることもなく、毎日、口に鉄筆をくわえてガリ版切りの内職をしながら明るい毎日を送っていた。その姿を見て、「大変ですね」と同情の言葉をかけたところ、彼いわく、「私の姿を見て、多くの人が同情してくれますが、だからといって五体満足の体に戻るわけではなし、致し方ないことでしょう。
そうして同情してくださるのは本当に有難いことですが、ここで勘違いしないでください。私の生活はたしかに不便ですが、けっして不幸ではありませんよ。施設の人のお世話やこうして働いているおかげで毎日おいしく御飯もいただけて元気ですし、へらず口をたたくこともできます。
ところが、隣の女子の施設にいる口のきけない人のほうが、私よりもっと大変だと思いますよ。彼女たちはいくら美しい景色を眺めても、きれいだだな!と叫ぶこともできないし、ましてやいくら嫌なことがあっても嘆くことすらできません。それにくらべたら私なんか果報者ですよ。
これで文句や愚痴をいったらバチがあたります」
彼の口癖は、朝起きると、今日も生きていられることに感謝の気持ちを込めて、日の出の方角に向かって三度、「今日も、俺はやるぞ!」と大声で叫ぶことだという。
もしも、私に彼との出会いがなかったなら、永久に彼の生きざまを知る機会もなく、ましてや、そこから何も受け取ることができなかったことだろう。しかし、彼との出会いによって、さりげない言葉の端から、私の人生にとって得難い何ものかを見いだすことができ、今までの暗かった人生に光が灯ったような転機が訪れたことは事実だ。
◎仏さまの説いておられます「見聞觸知皆菩提に近づく」の教えを悟り見るもの、聞くもの、触れるもの、考えたりするもの、
すべて出会いであります。しかし、多くのものを見過ごしていることを反省させて頂き見直し実行させて頂きます。
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