「仏教名言60の知恵」
生老病死の悩みを癒す
生の悩みを克服する名言
ひとはなぜ悩み苦しむのか
「煩悩に打ち克つ複眼思考を養う」
私たちが動物的自己保存の欲望を発揮することは生きている以上避けられないが、それにともなってその欲望が阻止されたときに必然的に肉体的および精神的苦痛をともなう。この精神的苦痛を起こす「心」を仏教では「煩悩」と言っている。すなわち、私たちは愛する者と別れたくない。
贅沢するのに余分なお金やヒマやモノが欲しい、病気に罹らずいつまでも健康でありたい、死にたくない、といった自己中心の欲望が強く、ときにはそうした欲望を満たすために、ひとを押し退けてまでも達成したいと願っている。
そうした欲望を自分の「心」の片隅に抱いたら、その達成のためにあらゆる手段を行使して、その欲望を肥大化させ行き着くところを知らないくらいだ。しかしながら、そうした欲望が完全に達成されたためしがなく、途中で挫折を余儀なくされ、そこで不幸や不満や恐怖を抱き、自分は危機的状況に陥れられる。
それというのも、この世におけるいかなる存在も、時間がたてば変化を与儀なくされる運命にあり(諸行無常)、それ自体で存在するのではなく、ある条件(因と縁)によってこの世に生起している(諸法無我)のであり、この事実を無視して自己の恒久不変と独立を願うのは、自分自身のむさぼりと怒りと無知によると考えられるからだ。冒頭で「欲を絶ち空を守る」と説いているのは、この煩悩に打ち克ち、精神的苦痛から脱するには、それらにとらわれないで自由闊達な生き方をすることにほかならない。
◎欲望は限りありません。すべてに「少欲知足」を学び修行致します。
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