「心のモヤモヤが消える仏教の言葉」

鳥沢廣栄、法恩院住職の著

「心のモヤモヤが消える仏教の言葉」

鳥沢廣栄、法恩院住職の著

 

「精進料理」

精進とは、努力する・励むという意味です。

精進料理をそのまま解説すると、努力するための料理となってしまいます。

 

仏教が中国に伝わる以前は、精進料理はありませんでした。

初期仏教では各家庭を托鉢して食事を得ました。その食事は家庭料理ですから、肉や魚介類が入っています。それを食べるので、肉や魚介類は食べてはいけないという戒律はなかったのです。

 

ところが、仏教が中国に伝わるにつれ、托鉢はなくなり、寺院内で食事を作るようになりました。殺生ができないため、肉や魚介類を使わない料理となります。それは修行者の食事であり、清らかな料理とされました。

こうしてお寺で食べる肉や魚介類を使わない料理は、いつしか修行して身心を清める料理という意味を込めて「精進料理」と呼ばれるようになったのです。

 

仏教の戒律には、肉や魚介類を食べてはいけないという戒律はありません。

しかし、お寺では精進料理が普通です。特に修行期間中は精進料理で一汁一采です。精進料理はいいものです。いかにも身心を清めそうな料理です。

身体のことを考えれば、たまには肉料理を離れて、精進料理もいいのではないでしょうか。身も心も清められること請け合いです。

 

◎現代社会においては、肉料理の食事になってしまいます。

日本社会においては魚や野菜の食生活で健康を維持してきました。

肉生活に変わることによっていろいろな病もできています。

たまには精進料理にて修行の身であることを感じる必要もあります。

 

一乗会本部教会

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