「心のモヤモヤが消える仏教の言葉」

鳥沢廣栄、法恩院住職の著

 

「微妙」

お経を読む前に読むお経があります。開経偈といわれています。

無上甚深微妙法 百千万劫難遭遇 我今見聞得受持 願解如来真実義

(無上甚深なる微妙の法 百千万劫の間も遭遇し難し

われ今見聞し受持することを得たり願わくは如来の真実義を解したまえ)

この偈文のなかに「微妙」という言葉が出てきています。

これは「みみょう」と読みます。

意味は「人間の思いもよらぬほど勝れている。大変不思議で、理解の及ばないほど勝れている」というものです。ですから「微妙法」といえば、人間の理解が及ばないほどの教え、となるのです。

 

 

近頃は何か感想を求められると、「微妙」と答える方が多くなりました。

その一言で片付けられてしまいます。

どのように微妙なのか、説明がありません。

質問したほうも、それ以上の意見を求めません。「微妙」だけで会話が終わってしまうことがよくあります。なんでも微妙で片付けないで、感想をしっかり持ちましょう。言葉を惜しまず、説明しましょう。

そこからお互いの理解が深まるのです。

 

◎微妙とは美しさや味わいが趣き深くすぐれていることをいいますが現在では自らの意見が自信なくその場、限りにしたいとき、曖昧な答えを出す場合に微妙な言葉を発することがこれにあたります。

微妙の言葉の意味を理解できるよう研鑚します。

一乗会本部教会

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