「心のモヤモヤが消える仏教の言葉」

鳥沢廣栄、法恩院住職の著

 

「宴

「うたげ」とは読みません。「えん」と読みます。

もちろん、俗にいう宴会の意味でもありません。しかし、楽しいことであります。「宴」は「宴坐」の略です。「宴坐」は「阿含経」や「維摩経」などの経典に登場します。「宴」の意味は「安らか。坐禅すること」です。

「宴坐」となると、「心身ともに安らかに坐禅すること」となります。すなわち坐禅を楽しむことです。

 

一般的に修行は苦しく厳しいものと思われています。誰かに修行には規律や規制があり睡眠時間も短く、肉体的にも精神的にも厳しいものです。

そうでなくては修行にはなりません。しかし、苦しいかというと、実はそうでもないものです。

 

修行の始めに、伝授をしてくださる大阿闍梨様からこう言われました。

「修行が苦しいと思ったら、その時点で修行をやめよ、修行は楽しいものじゃ」修行が始まったばかりの頃は、意味がわかりませんでした。

楽しいなどとは、少しも思えません。しかし修行が進むにつれ、楽しさがわかってくるようになりました。

 

一見、苦しいと思われることでも、実行してみると意外にそうでもないことは、よくあることです。また、苦しいことでも少し見方を変えれば楽しくなるものです。苦しみを「宴」に変えることもできるのです。

 

◎修行を行うには喜びと感謝が大事です。

そして自らの心の変革を行っていきます。

 

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