「心のモヤモヤが消える仏教の言葉」

鳥沢廣栄、法恩院住職の著

 

「如行雲流水

仏教思想の中で、最も知られているのは「空」ではないでしょうか。

空を説いたお経としては、般若心経が代表的です。

「空とは何か」の答えの一つに「如行雲流水」があります。

空とは、空を行く雲の如し、流れる水の如し、という意味です。

禅の修行者を雲水といいますが、その語源がこの「如行雲流水

です。雲は流れに任せて形を変えていきます。何かに引っ掛かることもなく、何かにこだわることもなく、ただただ流れていきます。

同じく川を流れる水も、ただただ高きより低きに流れるだけです。

 

雲が一ヶ所に留まり続ければ、日が差さなくなり植物育ちません。

水も留まり一ヶ所に留まってしまえば澱んで濁ってしまいます。

空とは、雲や水のように、何のこだわりなく、執着もなく、留まることなく流れるように自然に生きていくことです。

 

人が空で生きていけば、悩みなどは生まれてこないでしょう。

地位や名誉、立場、物や金銭に執着を持ったり、他人の言動を気にしたり、見栄を張ったりするから、悩みは生まれてくるのです。行く雲の如し、流れる水の如く生きていけば、苦しみも悩みも無く生きられるものなのです。

 

◎ただよう雲と流れる水、他の力にさかわらないで滞りない自然の姿。

水はどんな障害があっても流れる姿は尊いです。

私も水の流れのように信念を貫きます。

 

 

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