「心のモヤモヤが消える仏教の言葉
鳥沢廣栄、法恩院住職の著
「煩悩即菩提」
煩悩とは身心を煩わせ、悩ませる欲望のことをいいます。
決して無くなることのない欲望です。
人は生きている以上、この煩悩につきまとわれるのです。
仏教は、この煩悩をコントロールするように説いています。
とはいえ、なかなか煩悩をコントロールするのは難しいことです。
ついつい欲望に負けて道から外れることもあるでしょう。
そんなとき、自分の愚かさがつくづく嫌になることもあるのではないでしょうか。あぁ、覚りなど程遠いなあ、と。
しかし嘆く必要はありません。煩悩が多くても覚りを得ることはできるのです。煩悩は即ち、菩提(覚り)なのです。煩悩が強い人ほど、迷いや悩みは多くなります。それは欲が強いことの表れですね。煩悩が少ない人は、欲が少ない人ですから、迷いや悩み苦しみも少なくなります。
それはそれでいいことなのですが、覚りへのきっかけには縁が遠くなるのです。なぜなら、悩みや苦しみが多い人ほど、救われたいと強く望むからです。それだけ、救われるきっかけが増えるのです。
悩みや苦しみが多いことをあきらめてはいけません。
悩み苦しみから救われたい、と強く思う気持ちが菩提心となるのですから、悩みや苦しみをきっかけとして、心安らかなる道を求めてください。
それが「煩悩即菩提」なのです。
◎「煩悩即菩提」、煩悩は即ち、菩提(覚り)と説かれています。
煩悩を断ずることは難しいですが、法華経の教えの中「煩悩を断ぜず五欲を離れずして、諸根を浄め諸罪を滅除することを得」と説かれています。信じ行わせて頂きます。
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