「他を利する喜びの修行」
◎一に諸仏に護念せらるることを為、二には諸の徳本を植え、三には正定聚に入り、四には一切衆生を救う心を発せるなり。
日蓮宗には毎年十一月一日より二月十日までの寒中百日間の修行がある。朝夕二回薄粥をすすり早朝三時より日に七度の水行、麻の衣一枚を着け荒薦の上に端座し読経三昧日々が続き、まさに命がけの荒行である。初めて大荒行堂にこもり百日間の修行以来、二十一年目で五行皆伝の修行を終えた。脆弱な私がこの難行苦行に耐え、しかも五度も挑戦し得たということは、自力だけではない他力ことに神仏の守護あったればこそと思えてならない。法華経読誦の日々で普賢菩薩品の「一には諸仏に護念せらるることを為」の一句にくると、ありがたく拝読せずにいられなかった。感動の喜びの心が自分の思いだけにとどまらず人々ためになるような実銭や、お役に立とうとする行動としての「諸の徳本植え」ようという思いがおきてくるのである。自行化他の修行の成就によって悟りの保証を得るとでもいうか信心の決定の境地に入る、つまり「正定聚に入る」という感動、喜びに至る。現代は楽しみ多いけど喜びが少ないといわれる。確かに、どんな小さなことでも心を揺り動かす感動の心を忘れつつある今、真の喜びは少ないと思う。信仰にも感動の喜びがなければならない。他人の幸せを念じ努める中に自分が守られ修行させて頂いている存在であることを喜び、感動し、そこから「一切衆生を救うの心を発し」ていくことが大事である。すべてを救うなどと大それたことは、と尻込みしてはいけない。限りない目標に向かう誓願をおこすところに信仰が開かれる。
最上良純さんの著書より
◎「四法成就」する修行を行いたいですね。
=一乘会からのお知らせ=
◎9月11日(水)午後1時より、写経会、バザーを開催させて頂きます
お気軽にお越し下さい、お待ちしています。
◎9月23日(月)午後12時30分より
秋季彼岸大法要を厳修致します。
詳しくは一乘会のホームページをご覧ください。
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