「変わらないこと」
◎世尊の勅の如く当に具さに奉行すべし。
「転石苔を生せず」という諺がある。日本か中国の諺のようであるが、実はイギリスの諺である。イギリスではこれを「職業を次々に変える人は損である」という風に解釈し変わらないことを良しとするが、同じ諺がアメリカに渡ると「活動家にはさびつかない」という意味にとられ変化することは良いことであると考えるのである。両国の歴史や国民性が表れていて興味深いが、さて日本ではどちらの意味に解釈されるのであろうか。現在の日本の発展は、まさみ時流にあわせて柔軟に自らを変化させることによって獲得してきたものである。敗戦から四十余年、日本が世界経済の頂点に立つまでにいたったのは常に新しい技術をいち早く取り入れ状況の変化に即応してきたためである。私たちは「昔ながらのやり方」を変え「旧態依然」たるものを効率化、能率化した。職人の手作業は、オートメーション化された工場で大量生産にかわり田植えや稲刈りも機械化されていった。
私たちの家庭生活においてさえ効率化、能率化の波はおしよせ変化することが常態となっているのである。そして日本は豊かな国になった。たぶん世界一、物質的に恵まれた生活を私たちは享受しているのであろう。しかし一方で心の豊かさの喪失や環境破壊の問題など、数多くの問題に直面しているのも事実である。
法華経の流布を釈尊から委任された諸菩薩、摩訶薩は「世尊の勅の如く当に具さに奉行すべし」と釈尊に答える。「完全におっしゃるとおりにいたします」と答え命ぜられるままにしたがい、そのままのかたちで伝えると釈尊に申し上げているのである。 藤田玄祐さんの著書より
◎法華経を、そのまま正しく受け止め伝えたいですね。
=一乘会からのお知らせ=
8月21日、写経会(親睦を兼ねて納涼会を開催します)
お気軽にお越し下さい、お待ちしています
詳しくは一乘会のホームページをご覧ください。
⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓

